「甘い鞭」壇蜜写真集 の感想

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タイトル「甘い鞭」壇蜜写真集
発売日販売日未定
販売元角川書店
JANコード9784041105696
カテゴリ »  » ジャンル別 » タレント写真集

購入者の感想

 誤解を恐れずに書いてしまいますが、壇蜜がもう血だらけネコ灰だらけ、なんかもの凄いことになっています。いくら映画と言ったってここまで血だらけにならなくっていいのじゃないの、キャリー、エリーザベト・バートリ伯爵夫人、スペインのトマト祭りと無闇に連想が飛ぶぐらい、滅茶苦茶のどろどろです。でも、不思議とこれがグロくなく、むしろ儚く美しく、ときに神々しいような感じになっている。

 実際に大きな怪我をしたことがある人なら分かるでしょうが、血ってやつはあまりしつこくなく、ぴゅっと散ってみたり、ととと、つつーとまっしぐらに落ちていき、衣服の一部や地面を汚しちゃうものであって、そんなにこんなに粘っこくまとわり付くものではないように思います。ここでの壇蜜は違う。二年間熟成させたタバスコ様の粘性の血のりが首から肩からべったり、乳房もへそも、それから無毛地帯のほんわりした丘陵をも思い切り赤黒く覆っていくのです。

 彼女の肌が黒味を帯びた大量の血のりに染まっていくとき、頭髪の妖しくも黒い波立ちと共振して、残された素肌の表面積がどんどん狭まっていく。狭まれば狭まるほどにコントラストが増していく訳で、白磁の肌はいよいよ輝いてゆく。“壇蜜×石井隆”の算式は、とんでもない血の美学を産み落としたようです。透明度を増した肌の表面に極上のエロスが揮発し薫り立つようで、ふらふらの体になってしまう。もうため息しか出てこない。真紅のドレスを着飾り、黒髪をなびかせながら、壇蜜はエロスの極限めざして全力で走っているように見えました。

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角川書店から発売された「甘い鞭」壇蜜写真集(JAN:9784041105696)の感想と評価
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