子どもの世界をよみとく音楽療法―特別支援教育の発達的視点を踏まえて の感想

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　音楽療法の活動集『子どもの豊かな世界と音楽療法』を深めた感じ。

　音楽の持つ力をかりて、発達に遅れのある子どもに言語力やコミュニケーション力、そして運動面の発達を促す方策が述べられているのがこの本。

　何より音楽療法の実践を通じて多くの子どもに接してきた著者が「子どもの視線の先を見よう」「楽器を叩かないという間も大切」とやさしい視線で子どもの世界をよみといているのがとてもイイ。

　付属のＣＤは実際の指導映像が収録されていて生のセッションを感じられた。

　子どものアセスメント用プリントなども収録されていてパソコン作業に助かる。