ドイツ大使も納得した、日本が世界で愛される理由 の感想

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タイトルドイツ大使も納得した、日本が世界で愛される理由
発売日販売日未定
製作者フォルカー・シュタンツェル
販売元幻冬舎
JANコード9784344027077
カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » 社会学 » 社会学概論

購入者の感想

他の方も書いていますが、京都大学に留学し、のちにドイツ大使になるような優秀な人が書いた本に思えません。
表現の幅が狭いというか深みが無いというか語彙が足りないというか。
小学生とか中学生向けに書いたというのならわかるけれど、成人が読むには物足りないです。
誰それが来日して築地に行きたいというので連れていった。日本は寿司が美味しい。
新宿のゴールデン街に誰それを連れて言った。ドイツに詳しいと言う日本人らがいて、連れていった客は仕込みかと思っていた。
半導体の工場や醤油工場、大使と言う職業柄いろんなとこを見学することができた。見学した昔ながらの工場の醤油はネットで買える。みたいな感じです。

非情にがっかりした。内容の薄いことといったら仰天するほど。40年以上も日本に過ごしたエリート・ドイツ人が、この程度のことしか書けないとは、どうしたものか。「大使館にAKB48がやってきた」という見出しから始まっていることに、若干の危惧を覚えながら読み進めたが、先に進むにつれて絶望的になった。シュタンツェル氏は哲学博士でもあるらしいが、「ノミナルなことから始めてメタフィジカルな考察へ持って行く」そんな展開を期待していただけに、落胆は大きい。これなら、はっきりいって外国から来た「普通の主婦」「交換留学生」でも書けます。それにしても、この程度の本に大仰なタイトルをつけて、新聞で広告をうち、ドナルド・キーンや寺島しのぶの(中身と明らかにレベルが違う)推薦文まで使って、読者を「釣る」出版社のやり方が、もの凄く気に入らない。

 20代の時に3年間の日本への留学体験を持ち、30代の時に3年間ドイツ大使館に勤務し、60代になって3年間駐日ドイツ大使を務めた著者が、日本とドイツの交流への関わり、日本での体験や見聞などを書き綴ったブログをまとめた一冊。書名からは、日本文化や日本人の優れた気質に著者が如何に惚れ込み、感心しながら日々を過ごしているか、という内容が想起されるが、実際には、大使としての仕事の内容や休日での出来事などの報告が中心で、書名と内容の齟齬にまず不満を覚える(読者を惹き付ける書名を付けることで売れ行きを伸ばそうと企んでも、中身とずれていれば、本をきちんと読む読者からの支持は得られないということを、出版社の人間は心得るべきである)。また、一つひとつの文章が短く、深く考えられた内容とは言えず、この点にも物足りなさを感じる。日本について否定的なことを決して書かないのは、大使という公職にある者としての自覚ゆえであろう。さらに言うと、著者の日本への興味は表面的なものに留まっており、天皇を中心とする悠久の歴史、教義以前の教えとして日本人の胸に刻まれた神道の教えがもたらす高い国民性といった点への理解が欠けているように思われるし、一つひとつの文章の短さも、襤褸(ぼろ)が出ない範囲で当たり障りのない話題に終始しようという著者の計算に基づくものなのではないのか、という疑いも懐かれる。それでも、東日本大震災で被災者が見せた秩序ある忍耐強い態度を取り上げた一連の文章では、何度か涙が込み上げた。

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