風と共に去りぬ (2) (新潮文庫) の感想

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参照データ

タイトル風と共に去りぬ (2) (新潮文庫)
発売日販売日未定
製作者マーガレット・ミッチェル
販売元新潮社
JANコード9784102091029
カテゴリジャンル別 » 文学・評論 » 文芸作品 » 英米文学

購入者の感想

1巻ですでに最初の結婚をし、一児の母となり、あっという間に未亡人になるスカーレットは、戦争中をアトランタで過ごしています。自由奔放なスカーレットでも、夫の叔母であるピティパットには表立って逆らえないところが時代を物語っている気がします。
この2巻での白眉はアシュレのクリスマス休暇の一時帰還にあり、最初に読んだ頃はちょうど恋愛中だったこともあって、スカーレットの苦しい片思いにずいぶん涙させられました。そしてどんなにメラニーが善人であっても、スカーレットの立場にいれば憎悪せずにはいられないなと思いました。
アシュレとの別離のシーンの緊迫感が素晴らしい。映画版より心理描写が細かいのでドラマティックです。
そして映画でも有名な、北軍の迫るアトランタを脱出するシーンは映画にも劣らない迫力です。南北戦争の経緯が詳細に記されています。劣勢の南部の女性たちの姿が、なんだか太平洋戦争中の日本と重なるので、アメリカ人より日本人のほうがこのあたりは共感できると思います。

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