大航宙時代 の感想
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参照データ
タイトル | 大航宙時代 |
発売日 | 2014-06-10 |
製作者 | ネイサン ローウェル |
販売元 | 早川書房 |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | ジャンル別 » 文学・評論 » 文芸作品 » 英米文学 |
購入者の感想
大学入学直前、母親が交通事故で亡くなり、ほぼ無一文で住み慣れた惑星から出ていかがざるを得なくなったイシュ、四半株の船員(要は下っ端)として商船に乗り込むことになったが、それは波乱に満ちた彼の人生の第一歩に・・・
嘘です。波乱ありません。戦争もなく、宇宙人も出ず、海賊にも襲われない。理不尽な上官もなく、先輩のイジメもない。びっくりするほど商船の日常です。一回だけ、友人が強盗に襲われますが、流血騒ぎもありません。
しかし、商船の日常は主人公にとっては非日常なわけで、悪戦苦闘→順応→改善の流れが非常に面白い。
本書、とてもフワフワした居心地の良さがあります。
これはまず、登場人物に悪人が一人もいないこともあるのですが、主人公の一途な(汗臭くない実に普通の一生懸命)行動に影響され、取り巻く周囲の人間も行動を起こし、成功を収めていく過程に、幸せ感がいっぱいだからですね。フォレスト・ガンプとは設定がかなり違いますが、雰囲気としてはあんな感じ。
事件は何も起こらないけど、面白くて面白くて一気読み。読みやすいことは間違いない。
まあ話がちょっとデキ過ぎなんですが、そういう話なんだから文句を言うところではないのかな。
あまりにも周囲が良い人たちばかりというところはともかく、航宙商船の日常のリアリティの描き方は素晴らしい。説得力はあります。
全く思っていたものと違っていた。評価は分かれるかもしれませんが、読書経験としては文句ありません。面白かった。
嘘です。波乱ありません。戦争もなく、宇宙人も出ず、海賊にも襲われない。理不尽な上官もなく、先輩のイジメもない。びっくりするほど商船の日常です。一回だけ、友人が強盗に襲われますが、流血騒ぎもありません。
しかし、商船の日常は主人公にとっては非日常なわけで、悪戦苦闘→順応→改善の流れが非常に面白い。
本書、とてもフワフワした居心地の良さがあります。
これはまず、登場人物に悪人が一人もいないこともあるのですが、主人公の一途な(汗臭くない実に普通の一生懸命)行動に影響され、取り巻く周囲の人間も行動を起こし、成功を収めていく過程に、幸せ感がいっぱいだからですね。フォレスト・ガンプとは設定がかなり違いますが、雰囲気としてはあんな感じ。
事件は何も起こらないけど、面白くて面白くて一気読み。読みやすいことは間違いない。
まあ話がちょっとデキ過ぎなんですが、そういう話なんだから文句を言うところではないのかな。
あまりにも周囲が良い人たちばかりというところはともかく、航宙商船の日常のリアリティの描き方は素晴らしい。説得力はあります。
全く思っていたものと違っていた。評価は分かれるかもしれませんが、読書経験としては文句ありません。面白かった。