永遠の知的生活 の感想

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参照データ

タイトル永遠の知的生活
発売日販売日未定
製作者渡部 昇一
販売元有楽出版社
JANコード9784408594224
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 哲学・思想 » 死生観

購入者の感想

読書は人生をも変えうる力を持っていますが、この対談本は、まさに名著との邂逅が「人生をデザイン」していく上で、
とてつもなく大きな意味合いを持つことを実証するドキュメントのような一冊といえるでしょう。

一条氏は対談者である上智大学名誉教授の渡部昇一先生に対して「稀代の碩学」「知の巨人」、
「現代の賢者」と惜しみない賛辞を贈られていますが、この対談に「謦咳に接する」という畏敬の念を持って臨んでおられます。

「まえがき」で、一条氏は渡部先生のベストセラー『知的生活の方法』(講談社現代新書)を中学一年で読まれ、
「非常にショックを受けました。このときから、読書を中心とした知的生活を送ることこそが理想の人生となり、
生涯を通じて少しでも多くの本を読み、できればいくつかの著書を上梓したいと強く願うようになりました」と述懐しておられます。

“運命的な書籍との出会い”から“必然的な著者との対談”とでもいえばいいでしょうか。

経営者、作家、読書人である一条氏の精神的な支柱が『知的生活の方法』であったことが如実にわかる対談内容です。

蔵書は約15万冊、著書が700冊近く、総発行部数は3,000万部を超える渡部先生をゲーテに喩え、
そのゲーテを崇拝してやまなかったエッカーマンのような心境で対話された一条氏にとって、
これまでの活動を総括した「記念碑」ともいえる対談本ではないでしょうか。

ゲーテと同じく理想の知的生活を実現された、おそらく唯一の日本人であろう渡部先生が「後に続くものを信ず」
という温かな思いやりに満ちた語り口で、一条氏からの問いかけに多くの提言を述べられています。

「人は死ぬまで学び続ける。それが最高の幸せ」という共通の認識に基づき、
数多くの著書を媒介として、「真の教養」とは何かについて縦横無尽に語り合われており、もう興味は尽きません。

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