集中力 の感想

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参照データ

タイトル集中力
発売日2012-07-01
製作者セロン・Q・デュモン
販売元サンマーク出版
JANコード登録されていません
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 倫理学・道徳 » 人生論・教訓

購入者の感想

凡百の自己啓発本と異なり、単なる金銭的・社会的成功を求めるのではなく、
自分の才能を社会に還元するという、著者の高邁な使命感を感じます。

20世紀前半という古い本にも関わらず、現代に生きる私たちの心に火をつけられるのは
そんなところにあるのでしょう。

集中力を高める具体的なテクニックとして紹介されているものは、
脳科学やスポーツ心理学などを踏まえた現代の水準から比べるとやや物足りないですが、
ノウハウ本ではなく、心の奥に響き、生きるモチベーションを高めるという意味では
良書だと思います。

この手の自己啓発本はゆうに数十冊は買っている(買いすぎ?)私にとっても、本書には類書では得られない非常に有益で示唆に富む内容が含まれていた。基礎となっている理屈は「原因と結果の法則」そのままだが、特に集中力に特化した内容となっている分、いわば「原因と結果の法則」を総論とし、本書は集中力についての各論というイメージである(著者は異なるが・・・)。そういう意味ではまず「原因と結果の法則」を読んでピンと来ない人は本書を読んでも無駄だろうし、まずは基本中の基本である「原因と結果の法則」を読むべきである(同書でも集中力はある程度高められる)。

内容はといえば、全編以下のような感じである。
「集中するためには、意志の強さが必要です。優柔不断な人は、意志が弱いために精神を集中できないのです。特定の話題や考えに焦点を合わせられない心は弱く、同様に、ある話題や考えから離れる事のできない心も弱いのです。」
こういった文言を見て、単に説教くさい単なる精神論とみるか、自分に当てはまる真理をつかれてぎくりとするかによって本書への向き不向きも異なるだろう。

他のレビュアーの方も書かれているが、たしかに若年層には向いていないかもしれない(基本に立ち返る必要がないという意味において)。私の場合、30代となり、ビジネスの第一線でミスの許されない長時間のデスクワークを行う過程で集中力という壁にぶつり、本書を手にとった。そういうタイミングでないと難しいのかもしれない。最初のページから目が覚めるような示唆に溢れており、全編にわたって重要箇所に傍線を引いて日に何度も読み返している。

アマゾンでの余りの低評価に驚き、これを見て買わない人がいてはもったいないと思い筆をとった次第である。0

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