Tokyo Tapes の感想

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参照データ

タイトルTokyo Tapes
発売日2002-10-29
アーティストScorpions
販売元Hip-O Records
JANコード0044001790126
Disc 1 :All Night Long
Pictured Life
Backstage Queen
In Trance
We'll Burn The Sky
Suspender Love
In Search Of The Peace Of Mind
Fly To The Rainbow
He's A Woman, She's A Man
Speedy's Coming
Top Of The Bill
Hound Dog
Long Tall Sally
Steamrock Fever
Dark Lady
Kojo No Tsuki
Robot Man
カテゴリミュージック » ジャンル別 » ハードロック・ヘヴィーメタル » ハードロック

購入者の感想

マティアス・ヤプス加入後、アメリカで、そして日本でも大成功するスコーピオンズですが、ウルリッヒ・ロート在籍時の泥臭く、どことなくダークな感じのするクラシカルなスコーピオンズもいいものです。エディー・ヴァン・ヘイレンの登場にも驚きましたが、ウルリッヒ・ロートのメロディアスでスピーディーなクラシカルなフレーズにも驚いたものです。ストラトキャスターを使ってどうしてあんなサウンドが出るのか、どうしてあそこまで早く弾けるのか謎でした。彼らはドイツのバンドですが、アメリカやイギリスから離れて活動していたので、却って自分たちの音楽性や個性を磨けたようです。このアルバムに収録されている「荒城の月」を聞いても分かりますが、我々日本人にはマイナー調の(やや陰鬱な)メロディーがより心に響きます。ジャンルはハードロック(メタル)系ですが、ジミ・ヘンドリックスに大きく影響を受けたウルリッヒ・ロートの音楽性はかなり高いと言えると思います。速弾きだけでなく、チョーキングやビブラートでも聞かせるギタリストです。

皆さん書かれている通り、ウリ・ロート時代スコーピオンズの総決算の内容。
演奏も選曲も充実しており、初めて聴く人にも自信をもってオススメ出来る作品です。

あまり「あのスコーピンズの・・・」とか、「メタルのルーツとして・・」といった狭い切り口に留まらず、広い意味での<70年代ロックのライヴ名盤>として、もっと沢山のロック・ファンに認知されて欲しい、聴かれて欲しい、と個人的には思います。

音質の良さが特筆ものですが、これはリマスター効果云々以前に、元々の録音自体が傑出していたからこそ。
東京/中野サンプラザでライヴレコーディングされた作品ですが、日本を代表する職人エンジニア吉田保氏が録音にあたっています。一般的には、大滝詠一や山下達郎の作品のエンジニアとして有名ですが・・。

バンド全体の生々しさも凄いし、ウリの弾くストラトキャスターも、スタジオ盤より遥かに素晴らしい悶絶トーンで録音されています。
その意味では、Dパープル『ライヴ・イン・ジャパン』や、サンタナ『ロータス』といった、秀逸な日本製作盤の1つと自分は位置付けています。

CD再発盤として気になる点は2つ。
アナログ2枚組作品をCD1枚に収めるため、ウリの名演「Polar Nights」が外されてしまった点と(*『Taken By Force』のボートラとして収録)、ジャケット変更されている点(日本盤CDだけがオリジナル・デザインを採用)。

但し、日本盤CDはオリジナル・デザインが採用されてはいますが、蠍の「箔押し」も省かれ、悪く言えば「ただ単にスキャンしただけ」といった感じで、オリジナル盤ジャケの「あの雰囲気」は皆無。
よって、CDサイズでジャケを比較した場合、この輸入盤の「エグいライヴ写真ジャケ」の方がはるかに秀逸という気がします。
チープな<東京テープ>という日本語レタリングも泣かせるし・・・。

内容は保証するので、あとは、ジャケットの好みで日本盤にするか、この輸入盤にするかを判断してはいかが。

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