Blender 2.7 3DCG スーパーテクニック の感想

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参照データ

タイトルBlender 2.7 3DCG スーパーテクニック
発売日販売日未定
製作者Benjamin
販売元ソーテック社
JANコード9784800710628
カテゴリジャンル別 » コンピュータ・IT » グラフィックス・DTP・音楽 » 3D グラフィックス

購入者の感想

元々、業務でMayaを使用しておりました。主に2DArtの補助、3Dゲームグラフィックだったのですが、プロジェクトによってはコスト面から導入してもらえない場合もあり、セカンダリーとして勉強し始めました。

他の方がおっしゃるように、解説や作業工程が、けっこう雑です。
3DCGの教本は、Autodesk、ボーンデジタルが詳しいですね。(文字が多いだけに)
特に私はMayaモードにして使っていますので、例えば「Pを押してオブジェクトの分離メニューを開きましょう」とあっても、他の機能が作動するわけです。
この場合、共通項である「メニューバーからメッシュ→頂点→別オブジェクトに分離」くらいの記述は最低限ほしいところです。
正直混乱しますし、Mayaモードでは使えないのかとも思います。

親切な教本なら、Mayaモードでは~、XSIモードでは~といった解説があると思います。
もしくは、Mayaモードのショートカットキー一覧というものが後ろにくっついているとか。

とはいえ、書店でBlender関連の本を4,5冊立ち読みした結果、この本を選んだわけです。
amazonレビューの★4つの本が最初目当てでしたが、実際見てみると、私には使えない本でした。
価格の割には、幅広く機能のことが書かれているので、私みたいにセカンダリーとしてBlenderを使う。もしくは、Blenderを3DCGの入門として触れてみて、いずれはMaya、Maxを使っていくという方にはよろしいのではないでしょうか。

某社による一極支配構造から、イニシャルコストの大きさから3D CG分野を事業化するのが難しくなっている昨今、オープンソースで開発が続けられているBlenderによる制作は、機能の驚異的充実ぶりからプロフェッショナル環境においても十分な選択肢になり得ると考え、このソフトを社内のリソースに覚えてもらうための良い教材になるのではないか?と本書を試しに購入しました。

いわゆる入門書であるため、ざっくり広く浅く操作全般、機能全般を紹介している内容になることはもともと了解していましたが、課題作成によってチュートリアルを進めていくと、その工程やモデルの作成計画があまりにも雑で、このような教材でBlenderを覚えてもらっても、業務はおろかホビーユーズでも様々な問題を引き起こすだろう、というのが率直な感想です。

具体的には、適切なタイミングで適切な説明/解説がなされておらず、2章にある自動車のモデリングでは「なぜそうするのか?」の解説もなにもないままサブディビジョン・サーフェスを使用。結果的に四角ポリゴンによるメッシュ割が求められる課題であるのに関わらず、無計画なベベルによって余計な三角ポリゴン、nゴンが多発。まさかこんなひどいポリゴンモデルをこのまま完成させるのだろうか?と付属CDによる収録モデルを見てみると、本当に収拾のつかないポリゴンモデルがビューポートに出現するという恐ろしい状況に遭遇しました。

これまで様々なソフトの教本に目を通してきましたが、ポリゴン3D CGの分野でここまでひどい教本は見たことがない、というレベルです。この本を購入するくらいなら、web上にBlenderを習得するための筋が通ったチュートリアルや解説は多数ありますので、そちらを参照すべきです。

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