3月のライオン 10 (ジェッツコミックス) の感想
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参照データ
タイトル | 3月のライオン 10 (ジェッツコミックス) |
発売日 | 2014-11-28 |
製作者 | 羽海野 チカ |
販売元 | 白泉社 |
JANコード | 9784592145202 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック |
購入者の感想
今巻も、桐山くんの順位戦の対局とか、同じ学校に通うことになったひなちゃんの様子とか、
桐山くん自身の高校生活を振り返って感じた想いなどなど、色々と今巻もミッチリな内容で、
また泣いたり笑ったりしてしまう位、引き込まれていました。
その上、今まで名前も顔も出てこなかったあかりさんとひなちゃんモモちゃん3姉妹の父親が
今になって登場し、きな臭いことこの上なく、ハラハラドキドキの展開へ!
でも、それを見事に最後の桐山くんが全部持っていってしまいました!!イイよ桐山くん!!
次巻もとっても気になる終わり方をした今巻!!文句なしの☆5つ評価です。
桐山くん自身の高校生活を振り返って感じた想いなどなど、色々と今巻もミッチリな内容で、
また泣いたり笑ったりしてしまう位、引き込まれていました。
その上、今まで名前も顔も出てこなかったあかりさんとひなちゃんモモちゃん3姉妹の父親が
今になって登場し、きな臭いことこの上なく、ハラハラドキドキの展開へ!
でも、それを見事に最後の桐山くんが全部持っていってしまいました!!イイよ桐山くん!!
次巻もとっても気になる終わり方をした今巻!!文句なしの☆5つ評価です。
相変わらず最高でしたね。
単身赴任先で読めるようにKindle版買い直しましたけど、やっぱり正解でした。
さて、10巻ですが内容は重めですけど、ちょびっと大人な桐山くんのナナメな対応に身悶えが止まりません。
単身赴任先で読めるようにKindle版買い直しましたけど、やっぱり正解でした。
さて、10巻ですが内容は重めですけど、ちょびっと大人な桐山くんのナナメな対応に身悶えが止まりません。
前巻から1年2ヶ月ぶりの待望の10巻目、その間作者は体調を崩されたりもしたようで無事復帰されこうして記念すべき第10巻を私達に提供して下さることにまずもって感謝とお見舞いを申し上げたいと思います。10巻といえば前作の「ハチミツとクローバー」にとうとう並んだのですね。前巻から待った甲斐があるだけの読みごたえのある内容だと言えると思います。
本巻は前半と後半でストーリーの展開ががらりと変わるのでひと言で印象を言い表すのは難しいと思います。あえて無理強いして言うなら「居場所」ということでしょうか。前半は主人公桐山君の高校や師匠宅での居場所、中盤の対局シーンをはさんで後半は桐山君の事実上の家庭とも言える川本家での居場所が対称的に描かれていると思います。特に前半を描くことで後半を際立たせるあたりさすがに作者の筆は冴えていると感じます。比喩的な表現の描写も素晴らしいですね。桐山君が棋譜に埋もれるシーンなど思わず唸ってしまいました。こういう表現ができるのは作者ならではと思います。
本巻は主人公桐山君が全面的に中心に描かれていて、ややもすると今までサイドストーリーのサポート役を演じることが多かっただけに読みごたえが十分にありました。圧巻はなんといっても後半部分、川本家の平穏を脅かそうと現れた侵入者に対する桐山君の行動力です。怯まず理詰めに正攻法で時に爆弾発言も放ちながらも、真っ向から立ち向かっていきます。かけがえのない川本家のみんなを守るために我が身を張って全力で闘う桐山君の本気と勇気と男気が余すところなく描かれていると感じました。今までこれほどカッコよく桐山君が描かれたことがあったでしょうか。
この物語が始まった頃の桐山君はひととのかかわりを避け、自分の殻に閉じこもっているように見えました。そんな桐山君がここまで変わったのは、川本家のみんなや高校での先生や先輩たち、二海堂や島田八段といったライバルや先達との交流があったからこそだと思います。そういう意味ではひととひととのかかわりや交わりということがこの物語に底流するテーマなのでしょう。それは作者の前作「ハチクロ」とも通じるところがあるように思います。いずれにせよ桐山君の本気と勇気と男気が最大のみどころ、本巻を読まないと絶対に損をします。
本巻は前半と後半でストーリーの展開ががらりと変わるのでひと言で印象を言い表すのは難しいと思います。あえて無理強いして言うなら「居場所」ということでしょうか。前半は主人公桐山君の高校や師匠宅での居場所、中盤の対局シーンをはさんで後半は桐山君の事実上の家庭とも言える川本家での居場所が対称的に描かれていると思います。特に前半を描くことで後半を際立たせるあたりさすがに作者の筆は冴えていると感じます。比喩的な表現の描写も素晴らしいですね。桐山君が棋譜に埋もれるシーンなど思わず唸ってしまいました。こういう表現ができるのは作者ならではと思います。
本巻は主人公桐山君が全面的に中心に描かれていて、ややもすると今までサイドストーリーのサポート役を演じることが多かっただけに読みごたえが十分にありました。圧巻はなんといっても後半部分、川本家の平穏を脅かそうと現れた侵入者に対する桐山君の行動力です。怯まず理詰めに正攻法で時に爆弾発言も放ちながらも、真っ向から立ち向かっていきます。かけがえのない川本家のみんなを守るために我が身を張って全力で闘う桐山君の本気と勇気と男気が余すところなく描かれていると感じました。今までこれほどカッコよく桐山君が描かれたことがあったでしょうか。
この物語が始まった頃の桐山君はひととのかかわりを避け、自分の殻に閉じこもっているように見えました。そんな桐山君がここまで変わったのは、川本家のみんなや高校での先生や先輩たち、二海堂や島田八段といったライバルや先達との交流があったからこそだと思います。そういう意味ではひととひととのかかわりや交わりということがこの物語に底流するテーマなのでしょう。それは作者の前作「ハチクロ」とも通じるところがあるように思います。いずれにせよ桐山君の本気と勇気と男気が最大のみどころ、本巻を読まないと絶対に損をします。