たそがれたかこ(2) の感想

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タイトルたそがれたかこ(2)
発売日2014-11-07
製作者入江喜和
販売元講談社
JANコード登録されていません
カテゴリ »  » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL

購入者の感想

1話のあまりにも「娯楽であるマンガの主人公らしくない主人公」がこれからどうなっていくのか…
様子を見ながら読んでいたのですが、1、2巻が連続で発行されて本っ当に良かった!!!と感じられる内容でした。
(1話から、夜中に布団で、わけのわからない不安に押しつぶされて、声もなく涙する様は突き刺さってイタイ表現だったので、
気になる展開がないと、読者ドンビキじゃぁ…といらない不安を感じてました)
(個人的に「恋愛展開」でなくてよかったーと一安心しています。)

「生きづらさを抱えたまま大人になった人に。」と裏表紙にアオリがあるのですが、不器用で、年齢を重ねても
人間関係や、自分の感情を上手に扱えない、主人公がかわろうとしていくさまが、泣きたいくらいに丁寧に表現されています。
あとがきに
「一番青い話を描いてます。自分的には、恥ずかしくて描けなかった若い頃の気持ちを今よーやくちがう形でお見せしてるよーな…」
とありましたが、確かにまったくその通りだと思います…。考えている事、感じている事、齢をとっても自分の根っこって
そんなに変わらなくて、泰然自若とは人と過ごせないなーと泣きたくなったり、あきらめてブン投げたくなったり…的なことを丁寧に
描かれているのですが、このやわらかい部分を作品にして、形にするのは勇気が必要だっただろうなと感じます。
1話目から、主人公にずっと共感しっぱなしだったのですが、私自身もこの感情は恥ずかしくて、家族にも誰にも言えたことはありません。

 そういった、誰にも触れられたくない、心のやわらかい部分を、慰めてくれるように、受け止めてくれるように、描かれているので
「人生に不器用」な人に程読んでいただきたい1冊だと思います。
が、これをリアルで人にススメるのは、恥ずかしくて「やっぱりヤメテ!読まないで!」みたいな気持ちになると思うので、レビューに
してみました。(口コミではすっごく広がりづらいと思うのですが、本棚の大事な場所に長年いることになる話だと思うので)

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