老舗を再生させた十三代がどうしても伝えたい小さな会社の生きる道。 の感想
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参照データ
タイトル | 老舗を再生させた十三代がどうしても伝えたい小さな会社の生きる道。 |
発売日 | 2013-08-07 |
製作者 | 中川 淳 |
販売元 | CCCメディアハウス |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 |
購入者の感想
とてもわかりやすく、おもしろく、そして熱い、良書だと思います。
中小企業経営に関する書籍といえば、事例紹介される企業の規模感と大仰な戦略論とのギャップに違和感を覚えることが多いですが、この本に書かれている事例は地に足のついた内容でわかりやすい。従業員6名、売上8500万円の会社の事例からはじまり、95名、7億円の会社の事例まで、徐々にクライアントが大きくなっていくところなんかもリアルです。
また、理論から入ってそれに関連する事例を紹介するのではなく、事例の紹介から入り、その過程で著者が行う判断の根拠をその都度論理的かつ簡潔に述べています。良い悪いは別として、変に思考を止められないので、ものがたりを読みすすめる感覚を邪魔されなくて楽しめます。そして事例そのものがおもしろい。
それにしても会社、その中でも特に中小企業というのは社長次第だとあらためて思い知らされます。語り口は冷静ですが、著者の事業に挑む姿勢が熱い。社長が覚悟してくれないとどうしようもないと著者が何度も繰り返していますが、著者自身たしかに腹の据わった社長さんのようです。
業種、業態が違えど、経営者としての姿勢を見つめ直すという意味でも読む価値はあるのではないかと思います。
中小企業経営に関する書籍といえば、事例紹介される企業の規模感と大仰な戦略論とのギャップに違和感を覚えることが多いですが、この本に書かれている事例は地に足のついた内容でわかりやすい。従業員6名、売上8500万円の会社の事例からはじまり、95名、7億円の会社の事例まで、徐々にクライアントが大きくなっていくところなんかもリアルです。
また、理論から入ってそれに関連する事例を紹介するのではなく、事例の紹介から入り、その過程で著者が行う判断の根拠をその都度論理的かつ簡潔に述べています。良い悪いは別として、変に思考を止められないので、ものがたりを読みすすめる感覚を邪魔されなくて楽しめます。そして事例そのものがおもしろい。
それにしても会社、その中でも特に中小企業というのは社長次第だとあらためて思い知らされます。語り口は冷静ですが、著者の事業に挑む姿勢が熱い。社長が覚悟してくれないとどうしようもないと著者が何度も繰り返していますが、著者自身たしかに腹の据わった社長さんのようです。
業種、業態が違えど、経営者としての姿勢を見つめ直すという意味でも読む価値はあるのではないかと思います。