だがしかし 1 (少年サンデーコミックス) の感想

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色んな要素がぎっしり詰まっていて、とても読みごたえがあります。

独特の絵柄、懐かしい駄菓子、ぶっ壊れた美少女、怪しいオヤジ、お約束のギャグ、解る人にしか分からないセンス、他ではちょっと味わえない強烈なオリジナリティー・・・実に面白いマンガです。

美人でナイスバディなヒロインなのですが、駄菓子愛が強すぎるあまり、毎回ハイテンションなノリで笑いを提供してくれて、その残念美人っぷりがとても良いです！！お父さんも面白いし。。。主人公とその幼なじみがツッコミ役に回って、ヒロインとお父さんのボケが際立っていますね。読んでいると駄菓子が食べたくなりますｗ
ものすごくオススメの一冊です！！

私は外国人で、日本を訪問したことも大人になってからだったので、作中のテーマである駄菓子について親しみはありません。

しかし駄菓子の描写や、作中に出てくる駄菓子に関してGoogleなどで調べてみながら味を想像したりするのも中々楽しいですね。

登場人物も個性あふれていて、見ていて飽きません。

一巻は駄菓子の紹介がメインでしたが、魅力的な登場人物たちの今後のドラマにも期待しています。

優れた作品なのですが，キンドル版はダメです。絵がボヤけています。拡大してもボヤけたままです。お嬢様の目の描きこみなどが見られなくては、この作品の魅力が半減してしまいます。キャラの表現が巧みであり、そのディテールが見所なので、なるべくコミック本をオススメします。細かいことは気にしない、絵の描き方には興味がない、自炊はめんどくさい、ぼやけていても心の眼で読むことができる・・・という方はキンドル版をどうぞ。

一見、駄菓子という一風変わったネタを使っているので異色作と思われがちだが（いや、異色作には違いないが）、内容はボーイミーツガールで、主人公とヒロインが出会い、成長してんだかしてないんだか解らない日常物語と、恋愛してんだかしてないんだか解らないラブコメが展開する…という王道ストーリーで、非常に読み易い。

ネタの新しさ、絵の上手さ、ギャグの面白さ、女の子の可愛さ、全てがハイレベルで揃っており、本当に面白い。

特にメインヒロインのほたるは一番魅力的だ。可愛いし、巨乳でスタイルも抜群だし、グラビア風の扉絵には毎度楽しんでいる。

そして…最高に笑えるキャラであることを忘れてはいけない。なんとこの漫画では、そんなヒロインこそが、ギャグ要員なのだ。ここまでギャグ要素で突出したヒロインは、そうはいないだろう。好きな男性がポッチくん（ポテトフライに描かれたキャラクター。大部分の人が、名前があることにさえ驚愕だろう）だという、そのセンスにも脱帽だ。その他にも駄菓子に常軌を逸した愛情を持っており、言ってみれば残念な変態美人ヒロインである。

新人の初単行本とはとても思えない完成度の高さだが、作者の責任ではないところに、一つだけ大きな欠点がある。それは、一部メーカーの許可が降りなかったようで、そんな駄菓子類に限って、実名ではなくパロディであること。

たとえば、超有名アイスであるガリガリ君は、ゴリゴリ君に改変されている。赤城乳業が案外小物だったことに、私は軽いショックを受けた。やはり実名でないと白けてしまう現実はある。実名の中にパロディが中途半端に混じると、尚更だ。非常に細かいディティールの漫画なので、そこだけが残念だ。

各メーカーは、是非ともこの良作のために、力を貸して欲しい（つーか、断ったら評判も落ちるだろ）

赤城乳業は、もうガリガリ君買ってやんねーかんなっ！