つげ義春を旅する (ちくま文庫) の感想
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参照データ
タイトル | つげ義春を旅する (ちくま文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 高野 慎三 |
販売元 | 筑摩書房 |
JANコード | 9784480036278 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 文学・評論 » エッセー・随筆 |
購入者の感想
こんな本を待っていた。つげ義春の漫画を読むたびに「日本のどこにこんな場所があるのだろう」と思った。そんな疑問に答えてくれるのが、この旅行案内本だ。つげ義春の漫画の内容を丁寧に照らし合わせながら、著者が旅した「つげ的」なひなびた温泉街などを紹介してくれる。
特に興味深いのが「外房」と「会津」、それに「世田谷線」沿線だろう。この本を読んで、私自身も旅してみた。つげ義春が旅に選んだ場所はどこも地味で、旅の目利きではないと簡単に見出すことができないようなところだ。漫画の舞台になった当時からは、様相が大分変わってしまっているようだが、かすかに余韻を残す場所もあるらしい。こっそりと一人で読み、ひっそりと一人旅をしてみたくなる。
特に興味深いのが「外房」と「会津」、それに「世田谷線」沿線だろう。この本を読んで、私自身も旅してみた。つげ義春が旅に選んだ場所はどこも地味で、旅の目利きではないと簡単に見出すことができないようなところだ。漫画の舞台になった当時からは、様相が大分変わってしまっているようだが、かすかに余韻を残す場所もあるらしい。こっそりと一人で読み、ひっそりと一人旅をしてみたくなる。