回顧七十年 (中公文庫) の感想
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参照データ
タイトル | 回顧七十年 (中公文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 斎藤 隆夫 |
販売元 | 中央公論社 |
JANコード | 9784122014411 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » ノンフィクション |
購入者の感想
生まれから将来を約束された身分でもなく、軍人出身でもない政治家の伝記は、
実は驚くほど少ない。これはそのような「普通の」議員であった斉藤隆夫の自伝。
斉藤は「粛軍演説」と「反軍演説(変な命名だがこの名で知られる)」を行い、
後者によりついに議院から追われてしまう。飛ぶ鳥を落とす勢いの軍部が言論の
自由を奪い、大日本帝国に亡国への道を歩ませはじめた時代に、このような
勇気ある大演説を行った政治家が、どのような人との交わりから誕生したのか。
「憲政」の時代の議会、議員たちはどのようだったのか。
そして戦後、高齢にもかかわらず再び政界で活躍した著者の力には、ただ感嘆。
時代の一面、特に政界を生き生きと描いた、非常に興味深い回顧録。
実は驚くほど少ない。これはそのような「普通の」議員であった斉藤隆夫の自伝。
斉藤は「粛軍演説」と「反軍演説(変な命名だがこの名で知られる)」を行い、
後者によりついに議院から追われてしまう。飛ぶ鳥を落とす勢いの軍部が言論の
自由を奪い、大日本帝国に亡国への道を歩ませはじめた時代に、このような
勇気ある大演説を行った政治家が、どのような人との交わりから誕生したのか。
「憲政」の時代の議会、議員たちはどのようだったのか。
そして戦後、高齢にもかかわらず再び政界で活躍した著者の力には、ただ感嘆。
時代の一面、特に政界を生き生きと描いた、非常に興味深い回顧録。