発達障害の子が働くおとなになるヒント―子ども時代・思春期・おとなへ の感想

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発達障害の子は「おとなになったほうが楽」という前向きな考えに賛同する。
苦手な運動会にも出なくてよい。それだけでも展望が開けるだろう。
「すべてがほかの人と同じにできるように」が目標の学校時代は
たくさんの難関が待っている。
でも、大人になれば自分らしく暮らし方や生き方を「選べる」
「選べる」ことが苦労を軽減する。
こうした前向きの考え方に僕は深く賛同します。

ただし、それでは能天気すぎるという意見があることもわかります。
実際の就労で、就労後の組織での生き方でたくさんの苦労があることもわかっています。

しかし、子供時代から、そうした苦労のみを教え込んで悲観的になるよりも
大人になればいいことがあると教えておくほうが、
子供は前向きになれます。

実際大人になって壁にぶつかっても、それを乗り越える力がつくのは
自己肯定感を養ってあげた子供だと思うのです。

私も星槎大学で学び（教授陣のなかにどうしても相容れない人がいらっしゃたため、やめましたが）
自閉症スペクトラム学会員で、自閉症支援士です。
著者とはどこかですれ違ったかもしれません。