ギャシュリークラムのちびっ子たち―または遠出のあとで の感想
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参照データ
タイトル | ギャシュリークラムのちびっ子たち―または遠出のあとで |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | エドワード ゴーリー |
販売元 | 河出書房新社 |
JANコード | 9784309264332 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » 文学・評論 |
購入者の感想
線画とシュールな世界が好きな方にはたまらない絵本。
まさに「大人の絵本」です。描写が子ども向きとは思えません。
A-Zの頭文字の子どもたちが、見開き1ページごとに天へ召されます。
左にセンテンス、右にゴーリーの絵。
「A is for AMY who fell down the stairs」
「B is for BASIL assaulted by bears」..
こんな調子で26人のちびっ子たちの死に様に焦点が当てられます。
皆が淡々と死んでゆきます。
この残酷な描写と緻密な線画の組み合わせが生み出す不安感は、例えようもなく心に広がります。作品に引き込まれ、不安定・不穏な感覚に囚われます。
ゴーリーの代表的作品である本作を好きか嫌いかは、感覚によるところが大きいかもしれません。彼の他の作品にも、同様の雰囲気が漂います。その不穏な感覚をあしらいつつ楽しめる人、そんな方にふさわしい作品に思います。
まさに「大人の絵本」です。描写が子ども向きとは思えません。
A-Zの頭文字の子どもたちが、見開き1ページごとに天へ召されます。
左にセンテンス、右にゴーリーの絵。
「A is for AMY who fell down the stairs」
「B is for BASIL assaulted by bears」..
こんな調子で26人のちびっ子たちの死に様に焦点が当てられます。
皆が淡々と死んでゆきます。
この残酷な描写と緻密な線画の組み合わせが生み出す不安感は、例えようもなく心に広がります。作品に引き込まれ、不安定・不穏な感覚に囚われます。
ゴーリーの代表的作品である本作を好きか嫌いかは、感覚によるところが大きいかもしれません。彼の他の作品にも、同様の雰囲気が漂います。その不穏な感覚をあしらいつつ楽しめる人、そんな方にふさわしい作品に思います。