ミッキーは谷中で六時三十分 の感想

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私も　玉島インターを降りて、新倉敷の駅で　珈琲を飲んだりします。
でも、残念ながら　駅に　珈琲ショップは無いのです。

私が始めようかしら。

この作者の、短編は80~90年代に手当たりしだい読んだ気がします。

改めて、最近の短編をまとめた作品としてキンドル化されたのを期に
懐かしさと、新鮮さを期待して購入致しました。

さすがに、文章やストーリーが洗練されていてその場の「場景」や「気候」「空気感」
が伝わってきます。
さらにこの作品は都内の良く知った実際の街でのストーリーなので、興味を持ってページ
をめくれます。

とは言え、相変わらずの片岡ワールドなので、良い意味で実際の街とは違った特別な「場」として
感じられてしまいます。

全編、心地よい長さなので、1編毎に心に小さな高揚感を持って読み終わります。

洗練された文章とストーリーは秀逸でした。

個人的には彼の作品は、「場所」を考えて読むようにしています。その場所でサクッと1編毎
に読んでは、余韻とその場の雰囲気を楽しむようにしています。

本来であれば、満点★でありましたが恐らく人によって評価がばらけるような気がしましたので
この評価とさせて頂きました。