Poor Economics: A Radical Rethinking of the Way to Fight Global Poverty の感想

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タイトルPoor Economics: A Radical Rethinking of the Way to Fight Global Poverty
発売日販売日未定
製作者Abhijit Banerjee
販売元PublicAffairs
JANコード9781610390934
カテゴリ » 洋書 » Special Features » all foreign books

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It helped me understand the basic problem within the developing country

1章でまず、どんな方策が本当に効くのか丁寧に追うべきとの姿勢を打ち出す。じゃんじゃん金を出せと言うサックスにも、いやガバナンスが問題なんであって援助はむしろ害であると述べるモヨやイースタリーにも与しない。貧しいものはますます貧しくなるという貧困の罠があるのか、あるとしたらどうすれば抜け出していけるのか、ランダマイゼーションによって得られたデータから明らかにしていく。

2章では食料について述べる。栄養が足りないから充分働けず、貧しいままでいる…この単純な図式は正しくない。お金があったらあったで、より質の高い食料を買うだけで、摂取するカロリーは別に上がらないとのこと。みんなが食べたくなるようなものを配れるようにしたり、育ち盛りの子がしっかり食べられるようにしないとダメ。

3章では疫学について触れている。予防接種や蚊帳の配布で病気の蔓延を防ぐのは比較的安上がりにできるはずなのに、なぜかできていない。政府が提供する医師は資格を持っていて質が高いけど、固定給だから勤務をサボりがち。民間の(ヤブ)医者は、処方は雑だけど少なくともケアはしてくれる。その結果汚染された注射から感染を招いたり、抗生物質の投与のしすぎでウィルスが進化したりといったことを招いてしまっているようだ。

4章では教育について。学校が足りないのか、需要がないのか、親が反対しているのか。先生がそもそも学校にいなかったりする。緑の革命によって教育に関するリターンが上がったら登校率は伸びた。学校に来るという条件付けで補助金を親に上げたら登校率が上がったように思えたけど、本当は条件付けが無くても登校するようになるようだ。要するにお金が足りないということみたい。スハルトや台湾でのトップダウンの教育政策はどうやら効いたようだ。

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