科学は不確かだ! (岩波現代文庫) の感想
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参照データ
タイトル | 科学は不確かだ! (岩波現代文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | リチャード・P. ファインマン |
販売元 | 岩波書店 |
JANコード | 9784006031466 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » ノンフィクション |
購入者の感想
1965年ノーベル物理学賞を受賞し、数々の著作も人気のあるリチャード・P・ファインマン氏の講演録を書籍化した作品です。
この講演は、1963年にワシントン州立大学で三夜に渡って行われたもので、それぞれ「科学の不確かさ」「価値の不確かさ」「この非科学的時代」というタイトルがつけられています。
"名調子"と言ってよいカジュアルな語り口で持論を楽しく展開しています。
書名からすると科学批判のように思えますが、そうではなく、科学的な精神とは「すべてを不確かであると認める謙虚さ」と定義し、その考えの重要性をさまざまな視点から主張しているものです。
個々のエピソードは冷戦のまっただ中とあって旧ソ連の話や、マリナー2号!などという古いものが多いですが、その主張は現代でもそのまま通用するものとなっています。
特に当時はまだラジオと新聞がメインだったはずのメディアに対して、早くも「エセ科学」批判も展開しているのも興味深いところです。
この講演は、1963年にワシントン州立大学で三夜に渡って行われたもので、それぞれ「科学の不確かさ」「価値の不確かさ」「この非科学的時代」というタイトルがつけられています。
"名調子"と言ってよいカジュアルな語り口で持論を楽しく展開しています。
書名からすると科学批判のように思えますが、そうではなく、科学的な精神とは「すべてを不確かであると認める謙虚さ」と定義し、その考えの重要性をさまざまな視点から主張しているものです。
個々のエピソードは冷戦のまっただ中とあって旧ソ連の話や、マリナー2号!などという古いものが多いですが、その主張は現代でもそのまま通用するものとなっています。
特に当時はまだラジオと新聞がメインだったはずのメディアに対して、早くも「エセ科学」批判も展開しているのも興味深いところです。