THE STORY IS MY LIFE の感想

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今の感じも良いけれど、こちらもわたしは大好きです。

前作から、約10ヶ月ぶりとなる2ndフル・アルバム。
「Takaの弟だから〜」とか、「ワンオクより〜」などの比較はなしに、自分はただ単にMY FIRST STORYの1ファンです。
そのような視点から、レビューを書かせていただきます。

まず、聴き終えて思ったことは前作に比べて曲が落ち着いた、優しくなったという表現がしっくり来るような仕上がりになっているなと思いました。
野球に例えるなら、前作は「直球ストレート真っ向勝負」そして今作は「変化球で攻める」といった感じでしょうか。
スクリームや、激しめのギターリフが格段に減っています。
自分は、前作のヘヴィーなサウンド、それに加えて響き渡るようなスクリームがお気に入りだったので、今作は少し不満に思えました。
もちろん、曲のクオリティは健在で、インディーズデビューして1年半程度のバンドが出す音とは思えないほどです。
ですが、アルバム全体の流れが淡白すぎる。もう少し、曲ごとに個性を前面に押し出してほしかったですね。
表題曲である、「The Story Is My Life」は文句なしにかっこいいのですが・・・。
「Take It Back!!」のような、キラーチューンも入れてほしかったなというのが本音です。

しかし、このバンドの可能性は無限大です。
ポテンシャルも高いし、まだまだ若いですしね。
まずは、バンドの方向性をしっかりと見定めて、夢に向かって全力で駆け抜けて行ってほしいです。
MY FIRST STORYの物語は、まだまだ始まったばかり。
次作は、自分の期待を軽々しく超えてしまうような作品を期待しています。

長文失礼しました。