ワンダフルデイズ 6巻 まんがタイムKRコミックス の感想
228 人が閲覧しました
参照データ
タイトル | ワンダフルデイズ 6巻 まんがタイムKRコミックス |
発売日 | 2014-08-08 |
製作者 | 荒井チェリー |
販売元 | 芳文社 |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック |
購入者の感想
『三者三葉』と並び荒井チェリーを代表する作品の最終巻。
賑々しく和気藹々とした雰囲気の中に少しばかりの毒舌ネタを織り交ぜる展開で長きに渡った連載もこれにて終結。
そしてその最後は、実に読み手に心地良い締め括りとなっていた。
というのも完結に向けて終盤に大きな展開が起こるといった唐突さがなく、「いままでとおり」を貫いているのだ。
また、これまでの積み重ねがあることで続刊がなくとも容易に続きを想像できる点が、終わりを強く意識させないため完結巻につきものの寂寥感が和らげられる。
この辺りのバランスが良く、とても楽しく読み切ることができる一作であった。
尚、いまも昔も座敷童子と縁が深かったことが既刊で明らかとなっているさち(及び金子家)であるが、最終巻ではその点において若干の新展開がある。
一方で、実は壱がかつて金子家の座敷童子であったという秘密がどうなったかというと・・・。
そこは読んでのお楽しみ。
ことこの件に関してはいかにも荒井さんらしいオチのつけ方で思わずくすりとしてしまった。
昨年の震災も無関係ではないのか、ここのところは連載の完結が続いたので近年中に新連載が始まることも期待したい。
賑々しく和気藹々とした雰囲気の中に少しばかりの毒舌ネタを織り交ぜる展開で長きに渡った連載もこれにて終結。
そしてその最後は、実に読み手に心地良い締め括りとなっていた。
というのも完結に向けて終盤に大きな展開が起こるといった唐突さがなく、「いままでとおり」を貫いているのだ。
また、これまでの積み重ねがあることで続刊がなくとも容易に続きを想像できる点が、終わりを強く意識させないため完結巻につきものの寂寥感が和らげられる。
この辺りのバランスが良く、とても楽しく読み切ることができる一作であった。
尚、いまも昔も座敷童子と縁が深かったことが既刊で明らかとなっているさち(及び金子家)であるが、最終巻ではその点において若干の新展開がある。
一方で、実は壱がかつて金子家の座敷童子であったという秘密がどうなったかというと・・・。
そこは読んでのお楽しみ。
ことこの件に関してはいかにも荒井さんらしいオチのつけ方で思わずくすりとしてしまった。
昨年の震災も無関係ではないのか、ここのところは連載の完結が続いたので近年中に新連載が始まることも期待したい。