ストーンズ〜L.A. フォーラム〜ライヴ・イン 1975【初回限定盤DVD+2CD/日本語字幕付】 の感想

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今のストーンズのライヴは予定調和でつまらないから殆ど観ないけどこの作品は素晴らしすぎる。何よりカッコ良く演奏もいいし音も良い。特典のＣＤもラヴユーライヴより音も良く感激

まずはこのDVDを観て、３０年以上ストーンズを見聞きしてきたにもかかわらず、自分は全盛期（人によって異なるが）の彼らの映像を今まで観ていなかったなあと改めて思った。この映像で観られる彼らはまさに国籍不明のロックンロール・バンドであり、ミック・ジャガーに関しては男女の性別を超え、妖しい魅力を纏った稀代なパフォーマーぶりが最高潮の時であったのを確認できる。バンドのプレイ自体もミック・テイラー期のプロフェッショナルさとも、近年DVD化された７８年テキサス公演でのパンキッシュな感じとも違う、なにか独特なフィーリングを感じさせてくれる。先ほど国籍不明と書いたが、この映像を観ているうちに彼らがイギリスのバンドであることが一瞬忘れてしまいそうになったからだ。かといってアメリカのバンドとも違う、ビジュアルも演奏もどことなくアフロ的であり、また東洋的な香りすら漂っている。ミックが別の日の公演で黒いカンフーを思わせる衣装を着ている写真を観たことがあるが、そんなイメージも影響しているのかも知れない。演奏曲目は翌年のヨーロッパ公演の時とダブる部分も多いが、個人的に良かったのは「ワイルド・ホーシズ」。ロン・ウッドはこのツアーでは正式メンバーでなかったせいかやや控え目だが、この曲では自身の持ち味のAOR的なソロを挟み込み、メロウな世界観を創っている。現在のストーンズでは再現出来ないこの時ならではのものだろう。またCDはDVDとは別の日の公演が収録されていて、これは嬉しい限りだ。ひとつ残念なのはDVDの画像があまり鮮明ではないこと。まあ、気になる程ではないので贅沢は言うまい。自分はこれより前にリリースされた「ハンプトンライヴ８１」のレヴューの中で“８１年のストーンズこそ最強だ！”と書いてしまったが、この「L.A.フォーラム７５」を観て、思い直すことしばしばである。ウ〜ン、甲乙付け難いですなこりゃ（笑）。

ようやく、待ちに待ったｱｲﾃﾑが出ますね。こちらの情報では7月12日とありますが、出回っていた（いる）ブートは11日とされています。
12日なら初出ではないでしょうか？その場合、私にとっては大事件なのだ。。
ﾊﾝﾌﾟﾄﾝ’81に続いてのﾘﾘｰｽ。その後のﾘﾘｰｽも今からﾜｸﾜｸしています。ﾊﾟﾘ’76、ｱﾄﾗﾝﾃｨｯｸ’89、東京’90等出してほしいな。
-追伸-
後日、一部公開映像を11日のﾌﾞｰﾄと比較すると、同じ日だと判明。それでも別ｱﾝｸﾞﾙが多いので、最高のﾘﾘｰｽ！！