原発広告 の感想

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タイトル原発広告
発売日販売日未定
製作者本間 龍
販売元亜紀書房
JANコード9784750513287
カテゴリ » ジャンル別 » 社会・政治 » マスメディア

購入者の感想

基本的に性善説を信じる私ですが、いかに善良な市井の人々が騙されていくのかという構図が良くわかります。そして一部に富が集中する流れが。
そして犠牲のシステム(犠牲のシステムでは、或る者(たち)の利益が、他のもの(たち)の生活(生命、健康、日常、財産、尊厳、希望等々)を犠牲 にして生み出され、維持される。犠牲にする者の利益は、犠牲にされるものの犠牲なしには生み出されないし、維持されない。この犠牲は、通常、隠さ れているか、共同体(国家、国民、社会、企業等々)にとっての「尊い犠牲」として美化され、正当化されている)の上に成り立つ原発立地地域の多く の人々。

なぜ、私たちは広告や報道を簡単に信じてしまうのか?
広告代理店の巧みな戦術、そして電力関連の莫大な広告費(じつはこれは総括原価方式による電力会社は一切損をしない仕組みと税金で成り立っている のだが)がもっとも説得ある理由なのだろう。

他著においては牧野洋氏が「官報複合体」で行政と報道の癒着による世論誘導を書き、川端幹人氏は「タブーの正体」でマスコミの自主規制的行動を安 易に取る姿を描いている。また烏賀陽弘道氏は「報道の脳死」で3.11以降のマスコミのテイタラクを指摘した。
電通に関する本は多く出ているのでここでは触れる必要がないだろう。
本書では多くの実際放送メディア、活字メディアで流された広告が載せられています。
皆さんが良くご存じな有名人も多数そんな広告の宣伝塔になっているのではないでしょうか?
電力会社の広告、政府広報、皆、電気代であり、税金であるということをしっかり認識した方が良いのでしょう。
そして騙される側の責任も考えることも。

さて備忘録メモ
太平洋戦争もまたスローガン(鬼畜米英、進め一億火の玉だ、欲しがりません勝つまでは)つまり広告が大きな役割をした「原発広告」を戦後最大規模の官民一体化した「原発推進プロパガンダ」と定義した。
原発広告:電力会社、電気事業連合会(電事連)、NUMO(原子力発電環境整備機構)、政府広報が4媒体(テレビ、ラジオ、新聞、雑誌)で展開
毎日何らかの媒体で「原発は必要だ、安全だ」という巨大サブリミナル効果

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