大瀧詠一のジュークボックス~ユニバーサル ミュージック編 の感想

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大瀧さんの訃報から一年。昨年の大みそかはブルーでした。ＦＭの山下達郎さんとの会話は毎年楽しく聞いていました。ＮＨＫ・ＦＭで山下氏とデュエットしたエバリーブラザーズは宝物です。大瀧氏の若い時の聴いていた楽曲を収めたものと思います。心が切なくなるような曲が好きです。懐かしさがいっぱいになります。

師匠が突然逝去されて一年早いものです。大滝師匠のシングルレコードコレクションはウン万枚あり整理にも困ったと聞いていました、自宅ジュークボックス内シングルは6列10枚で内訳はその時々の気分によりかなり入替があったはずです。個人的にはロイオービソンのカムバックトゥミーをＤＪ達が各自の番組でかけまくりヒットさせた逸話を思い出しました。懐かしHIT30曲の解説は萩原健太氏により楽曲と師匠との関わりまで述べられています。大滝作品で聴いたフレーズも出てきます、一曲に20はそういうのがあるけど何か所判った？と逆に聞いています。さて収録曲は他の方のコメントに任して私流にこのユニバーサル編ＣＤの楽しみ方をコメントをします。

単に聴くだけでは他のオールデォーズ物と変わりません、特別な物にするにはＣＤ内の解説書だけでなく、ラジオＧo！Ｇo！Ｎｉａｇａｒａ、ＮＨＫアメリカンポップス伝、達郎氏との新春放談、対談スピーチバルーンなどをネットで探して聞かれると懐かしい師匠の解説や当時の音楽状況がよくわかり特定のシンガーやソングライターチームの作品が師匠にとって特別な対象であったかもわかってきます。面倒ですが絶対に損はしません。必ずあなただけの特別な1枚に変わります。他のエルビス編、ワーナー編ベストオールウエイズ編の事もよくわかります。さてこのような背景を知りつつ、モノＣＤをわざわざＦＭトランスリミッターでオークション落札のモノラルラジオに音を飛ばし柔らかい音質に聞き入っています。生前親交のあった萩原氏の曲解説は可能な限り情報を盛り込んだ師匠への気持ちが伝わる内容だと思います。ありがとうオオタキさん。