キン肉マン 45 (ジャンプコミックス) の感想

179 人が閲覧しました

ロビンの意志を継ぎ戦うウォーズマン。対戦相手は「完力」ポーラマン。案の定、ロビンの仇討に固執して隙を晒してしまい、早々に大ダメージを食らってしまう。やはりロボ超人の彼は全身から火花を散らし、煙を噴出しながら戦うのが様式美なのだろうか…もっとスマートな試合展開も描いて頂きたかったが、機械の素顔へのコンプレックス、マスク狩り、パワー型巨漢超人の撃破というウォーズマンが背負って来た暗黒期の要素を全て克服させようとしたこの試合も中々の名試合だと私は思いました。
ピンチの時のブロッケンとラーメンマンからの声援が良かった。特にラーメンマンにとってウォーズマンは生涯消えないトラウマを刻み込まれたかつての強敵、そして今は共に戦う仲間。思えばこの二人の会話シーンは今までほとんどありませんでしたから、
ラーメンマンがウォーズマンをどう思っていたのか、その心情がやっと聞けて嬉しかったです。超人オリンピック時代の好敵手たちから送られる声援を受けて、新たなモードへとリブートするウォーズマン！相変わらずウォーズマンのコンピューターの仕組みはどうなってるのかさっぱりですが（笑）、でも熱く素晴らしい。今回の対戦相手ポーラマンも、卑怯な技や能力依存ではない実力者で魅力ある強敵でした。いつの日かウォーズマンとタッグを組んだら真の「ヘルズ・ベアーズ」になるんでしょうか