そうべえごくらくへゆく (童心社の絵本) の感想

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参照データ

タイトルそうべえごくらくへゆく (童心社の絵本)
発売日販売日未定
製作者田島 征彦
販売元童心社
JANコード9784494012282
カテゴリ » ジャンル別 » 絵本・児童書 » 絵本

購入者の感想

前作の『じごくのそうべえ』が面白いと思った方は注意した方がいいです。

前作において、あいまいなまま残されていた物語の“あそび(余裕)”が
かなり説明されてしまっています(例:ちくあん先生は本当にヤブ医者?
ふっかいのまじないは本当にあやしい?閻魔大王の判決の真偽は?など)。

したがって、想像して遊べる部分は少なくなり、文章は説明的です。
その結果、テンポの良さはやや失われ、前作よりも長く感じます。

また、「ここはわしにまかしてもらお」といった、耳に残る面白い言い回しが、
前作に比べて多用されているため、かえってメリハリも失われています。

もちろん、あくまで前作と比較した場合に受ける印象です。
それだけ、前作の『じごくのそうべえ』が名作ということなのですが、
前作を読んで楽しんだ方は、10人中8〜9人ががっかりすると思います。

本作は、図書館などで借りて読んでみてから、慎重に購入を考えた方がよさそうです。

地獄のそうべえは、私がこどもの頃にも読んだことがあり、4歳の息子に買ってやったら、大笑いをして、お気に入りに。

続きが出てるというのを知り、この本を購入しました。

話としては、またまた死んでしまったそうべえたちが今度はごくらくで大暴れし、天国も地獄もぐちゃぐちゃに、といった感じなのですが、

前作では、基本的に恐ろしい鬼を相手に、そうべえたちがそれぞれの特殊技能で、やりこめて、とうとう地獄から追い出されるというところにおもしろさがあったかと思いますが、天国で暴れるとなると、単なる無法者としか思えず、むしろ眉をひそめたくなります。

また、前作では、やはりじんどんきという鬼の腹の中に入って、じんどんきを苦しめるというところが笑いのポイントなのですが、ここが笑えるというポイントがあまり無いです。

少し期待はずれというのが正直なところで、子供も、地獄のそうべえほどには、何度も読んでくれとは言いませんでした。

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