楽天流 の感想

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ご本人の筆力とは、違う気がします。残念ですね。楽天さんの感じがします。

まず楽天創業から現在までの軌跡を振り返るのに最も適した本です。
いくら第三者が言葉巧みに楽天を語ろうとも創業者の１次情報にはかなわないものです。
その分、自画自賛を注意して読まなければならない。

次に三木谷自身の俯瞰的な視野を読めるのは素晴らしい。
大抵偉大な創業者の著作は精神論など抽象的な内容で（☆１つ）読む価値のないものが多い。
本書では彼の考え方を率直に述べているもので、それ故彼には既得権益の敵が出てきます。これはTBS買収失敗に代表される
ように彼はマスコミ批判に曝されている。
しかし彼は冷静（冷徹）そのものできちんとビジネスを数値化し（フェルミ推定などを使い語る）論理的に説明しています。

足りない要素はプロ野球ファンやJリーグファンが読むにはそれらの内容が乏しい（さらっと流す程度）なので、こちらの方面は
期待しない方が良いでしょう。

総合的に読んでみて割りと読み易い内容、レベルです。