古事記 (まんがで読破) の感想

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参照データ

タイトル古事記 (まんがで読破)
発売日販売日未定
製作者バラエティアートワークス
販売元イースト・プレス
JANコード9784781602769
カテゴリ古典 » 日本の古典 » 古代・中世文学 » 古典文学研究

購入者の感想

 『古事記』を漫画化したモノも数種出回っているようだが、初心者が最初に本書を読むのはお薦めしない。なぜなら、本書は『古事記』の内容の紹介よりも、かなり大胆な「神話学的な」解釈が含まれているからだ。それに画風は現代的で若い世代にもなじみやすいモノだが、活字の密度が高く、読み辛い漢字による固有名詞も多数出て来て、『古事記』に対して相当な興味関心を持っていないと、途中挫折するリスクも大きい。

 薄めの文庫版にも関わらず、読み通すのには意外と時間がかかった。「まんがで読破」シリーズはこれまで10冊以上読み殆ど1時間以内で通読できたのだが、2日に分けて読んだのは本書が初めてである。

中盤までは、気軽な読み物とは言えない。
小林よしのり氏の著書のように真剣に読み込まなければならない。
それでも半分ぐらいしか理解できなかった。
感心したのは、単に古事記を漫画化しているのではなく、今の研究での解釈の仕方も書かれていること。
○○という行為は、単に○○しただけでない。
こういう事を現在に暗示しているのだというふうに・・・。
なかなか読み応えがありますが、人により好みが分かれると思います。
古代の歴史に興味のない方は、おそらく途中で読むのをやめてしまうでしょう。

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