玲那は小学生の時に両親を亡くし、遠い親戚である武田家に引き取られていた。今はOLをしていて義兄の義之と暮らしているが、同僚の雅彦と婚約して幸せな日々を送っていた。そして玲那と雅彦は結婚の許しを義之に貰おうとするが、義彦は雅彦が仕事で認められたら結婚を許可することを約束する。それから三ヵ月。玲那は幸せの絶頂から絶望の闇に落とされる。雅彦は取引先から仕事を得る為に会社の金を不正流用していたが、担当者と共にその金が消えてしまったのだ！2000万もの負債を抱えた雅彦は玲那に闇のファンド組織に行くように懇願する。玲那の地獄が始まる…。

佳織は幼い頃に両親に捨てられ、施設で幼少期を過ごす。現在大学3年生で、就職活動真っただ中。しかし、同じ施設から犯罪者が出たことが原因で思うように就職先を見つけられずにいた。佳織は大学の先輩、彩子にそのことを相談すると、彩子の夫である雅彦の会社に是非来て欲しいと懇願される。元来優秀だった佳織はすぐに雅彦に気に入られ、無事就職が決まる。そして佳織は就職祝いにと雅彦の家に招待されるのだが、酔い潰れ目が覚めた佳織は自分の置かれた状況を知り愕然とする。手足の自由が奪われ、口もテープで塞がれていたのである。佳織を見つめる雅彦と彩子。「これからは僕の妹として生きてもらう…」。そこには昨夜とは一変した雅彦の姿があった…。

大手建設会社の営業部企画課長・椎名純一は、専務の一人娘・聖美と結婚して7年、都心の高級マンションで暮らしている。傍目には幸せそうな2人だったが、なかなか子供ができないことが悩みの種。子供をほしがり不妊治療も受けている聖美とのセックスは、純一にとってプレッシャーでしかなかった。そんな中、純一は不倫相手との関係をエンジョイしている友人からカップリング・パーティーに誘われる。一度は拒んだが、妻との夜の生活に息詰まる思いをしていた彼は押し切られるようにしてパーティーへ参加することに。雰囲気に馴染めないでいた純一が声をかけたのは、会場の隅に佇んでいた大人しそうな女・潮田怜だった。バツイチだと自己紹介する純一。その日をきっかけに、2人の歪んだ関係は始まった。純一は、妻とのセックスでは味わうことのできない快楽に酔い、怜との仲を深めてゆくが…。