天狼剣法（てんろうけんぽう）の練習をしていた耿紹南（こう・しょうなん）は理性を失い、師弟たちを殺してしまう。一方、慕容冲（ぼよう・ちゅう）は錦衣衛（きんいえい）に明月峡（めいげつきょう）一行を攻撃させる。鉄飛虎（てつ・ひこ）は殺され、多くの明月峡の人々が捕らえられてしまう。その頃、武当（ぶとう）山では血痕が残る玉が見つかり騒ぎになっていた。耿紹南はこの中に間者がいてその人物によって玉が盗まれたと話す。耿紹南は黄葉（こうよう）に白石（はくせき）を始末して卓一航（たく・いっこう）に罪をかぶせ、玉を盗み師弟たちを殺したことに関しては、石浩（せき・こう）を身代わりに立てることを提案する。耿紹南は下山しようとする石浩の前に現れ、石浩を殺そうとする。その時、辛龍子（しん・りゅうし）が現れる。特集： ドラMAXアリーナ特集特集： 白髪魔女伝

辛龍子（しん・りゅうし）の説得に一度は剣を収めた耿紹南（こう・しょうなん）だったが、突然目の色が変わり辛龍子を刺す。そこに何萼華（か・がくか）や、黄葉（こうよう）を捕らえた白石（はくせき）が弟子を引き連れて現れた。卓一航（たく・いっこう）も到着して耿紹南と闘いを始める。黄葉は隙を見て何萼華を人質にとり耿紹南と逃げ出した。この時、辛龍子は卓一航に看取られながら息絶える。黄葉は白石たちを引き止め、耿紹南の逃げる時間をかせぐが、白石との闘いで絶命する。一方、練霓裳（れん・げいしょう）は捕らえられた明月峡（めいげつきょう）の人々を助けに、慕容冲（ぼよう・ちゅう）が指定した場所に現れる。そこで王照希は、黄葉のおかげで瑞（ずい）王への復讐を果たせたと話す。特集： ドラMAXアリーナ特集特集： 白髪魔女伝

鉄珊瑚（てつ・さんご）とともに耿紹南（こう・しょうなん）のもとを訪れた岳鳴珂（がく・めいか）は耿紹南に錦嚢（きんのう）を見せると、錦衣衛（きんいえい）にいる間は危険で渡せないが、耿紹南が錦嚢を手にして皇帝となったら忠義を尽くすので錦衣衛の指揮使になれるよう力添えをしてほしいと話す。また、慕容冲（ぼよう・ちゅう）が瑞（ずい）王殺害の黒幕が黄葉（こうよう）であることを知ったので十分注意するよう伝える。耿紹南は錦衣衛を去ることを決意し岳鳴珂と会って錦嚢を手に入れる。しかしそこへ慕容冲が現れ、何萼華（か・がくか）を人質に取る。その後、萼華を救いに来た耿紹南から錦嚢を奪った慕容冲はすぐに逃げるが、門弟たちを引き連れた卓一航（たく・いっこう）が現れ、慕容冲の筋脈を断つ。一方、何萼華は耿紹南が助けに来てくれたことに感動し、どこかで子供とひっそりと暮らそうと言うが、耿紹南は卓一航に会ってけじめをつけると話す。特集： ドラMAXアリーナ特集特集： 白髪魔女伝

卓一航（たく・いっこう）と耿紹南（こう・しょうなん）は激しい闘いを繰り広げる。次第に卓一航が優勢になり耿紹南は自ら命を絶つ。その後、約束通り練霓裳（れん・げいしょう）と雪山の峰で会った卓一航は隙を見て練霓裳を羽交い締めにして飛花逐蝶（ひかちくちょう）を使う。練霓裳の髪の色は元に戻り、逆に卓一航の髪は真っ白になる。卓一航は練霓裳に本当の想いを告げるが衰弱してだんだんと瞼を閉じていく。時は過ぎ、子供を産んだ何萼華（か・がくか）は、名前を伏せて江湖（こうこ）から離れて生きていた。一方、明月峡（めいげつきょう）は安定してきていた。練霓裳は、卓一航を助けるために力を使い果たし、闘う力を失ったが…。特集： ドラMAXアリーナ特集特集： 白髪魔女伝