スター・トレックⅠ／リマスター版スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD] の感想

　初公開時、評判は散々だった。自分も映画館をがっかりして出てきたのだが、何かが引っかかる、とゆうか引きつけられる物を感じて。以来『スタートレック・１』にすっかりハマッテしまった。
　ところがＴＶ放映したのを見た時、これが面白いのだ！ＴＶでは２時間という尺に収める為と、ＣＭを入れる為カットしまくる。『スタートレック・１』の場合もそうされたが、ケガの功名というか、やたら冗長で、いらんシーンが多すぎたのがカットされてスピーディーに成った為『劇場公開版』より面白くなったのだ。
　又、「ヴィジャー」の全体像が見えなかったのも、欲求不満の種だった。

　ところが風の噂で『デレクターズ・カット版』では、「ヴィジャー」の全体像が見られるという噂を聞きつけて（あくまでも噂）いそいそとＤＶＤを買ったのだが。確かに『オリジナル劇場公開版』よりかは、「ヴィジャー」を見せてくれたが、「全体像」とまではいかなかった。
　しかし、『オリジナル劇場公開版』の最大のガン、エンタープライズ号がヴィジャーの“雲”に侵入するシーンのだらだらとした退屈さが大幅に改善され、余計なシーンやセリフもカットされており『オリジナル劇場公開版』よりずっと良くなっていた。ただ冒頭の、ウラ少尉の「私たちが生きて帰る確率が２倍になったわ。」のセリフは残しておいてほしかった。

・・・でもやっぱり「ヴィジャーの全体像」・・・見たかったなぁ。