ayumi hamasaki ARENA TOUR 2012 A(ロゴ) ~HOTEL Love songs~ (Blu-ray Disc) の感想

2010年のRRCツアーは正にあゆ史上最高傑作と言える程完成度の高いショーライブでした。

PoMツアーではシンプルに歌唱をメインにしたライブを開催し、あゆのライブパフォーマンスの幅を更に広げたと思います。

そして今回のHOTEL Love songsツアー。
最高傑作のショーライブとシンプルなライブを経て、更にパワーアップした浜崎あゆみのショーライブが帰ってきました！

今回はHOTELという明確なコンセプトがあったため全体により統一感があって、最初から最後までしっかりとストーリーになっているので見応えは十分です。

RRCツアーも今回のツアーもそうですが、一つ一つやってる事は案外シンプルなのですが、色んな工夫がなされているのでまるでミュージカルのごとく煌びやかなステージです。

歌唱の方もPoMツアーの時よりも更に安定しているのでかなり聴きやすいです。

正に浜崎あゆみの最高傑作です。
これは買って後悔はないはず！

15周年ツアーもかなり楽しみです。

実際に本公演と追加公演に参戦し、BDも何度も観ています。
本当に良かった。RRCに並び大好きなツアーとなりました。

まず演出・カメラワークが非常に上手い。
１つ１つの演出はとにかくド派手！！という訳ではないのにも関わらず、
とてもよく考えられており、見ていて飽きない。
ダンサー、ステージ、小道具、照明などの
使い方・見せ方を分かってきており、本当に感心させられます。
カメラワークも撮るべきものが多くある中で
ステージや会場全体のあの高揚感、温かさをとても上手く伝えています。

また、ayuがステージにいない間のつなぎも上手い。
RRC以降、ダンサーズやバンドメンバーも好きになりましたが
何度か観ると、どうしてもayuがステージに居ない場面を飛ばしてしまう部分が出ました。
（RRCで言えば、冒頭のピエロのパフォーマンス、
　Vergin Road前の女性ダンサー達のダンス、パフォーマーによるフライイングの部分）

しかし今回のツアーはスクリーン映像とステージ上の
パフォーマンスの組み合わせが上手い。かなり工夫されており
１つも飛ばさずに観れてしまいます。

そして大切なayuの歌声も安定しています。
実際にライブで聴き、力強い歌声に圧倒されました。
ayuの生歌の息づかいに時折泣きそうになります。
もちろん昔のayuだけが好きな人には伝わらないのでしょうが
近年の語りかけるような歌声が好きな人なら
絶対に心動かされるものがあるでしょう。

音質がライブでの音に非常に近く、臨場感があります。

セトリはアルバムParty Queenのツアーだけあって
かなり独特だと思うのですが、それがまた
他のツアーと一線を画していて良い。
なので、聴かせる系の曲だけを求めている人には不向きかも。
旧アルバムからの選曲がLadies Night、Sparkleである点で雰囲気は伝わるでしょうか。