OLD GAMERS HISTORY vol.3 ロールプレイングゲーム編 1979年~1991年 創世記編 の感想

この手のレトロゲーム系の本はちょこちょこ購入しています。
ほとんどが家庭用ゲーム機のソフト紹介で、パソコンのゲームを紹介する本は
なかなかありません。
この本ではパソコン黎明期のゲームから年代順に様々な家庭用ゲーム機の
ソフトを織り交ぜ紹介しています。（少しアーケードゲームもあり）なので、
ファミコンでこのゲームやってた時、パソコンではこんなゲームが出てて羨ましかったなあ
など、当時を思い出しました。
この手の本は家庭用ゲーム機中心でパソコンゲームの紹介はほとんどありませんから
それだけでも買った甲斐がありました。
文章も同じ会社から発売されたＯＬＤＧＡＭＥＲＳ白書よりもだいぶ客観的に書かれており、
くだらないネタも無く楽しく読めます。
巻末には少ないながらもテーブルトークＲＰＧやゲームブックの紹介もあり懐かしかったです。
ＢｅｅｐやＬＯＧＩＮ世代の方にお勧めします。

　1979〜1991年に発売された初期の「ＲＰＧ」１００タイトルをドドンと紹介する、知っている人には
「ああ、こんなのあった！」と懐かしすぎて涙が出そうなムック。「夢幻の心臓」って超久しぶりに
聞いたわ〜PC-8801でやってたけど最後までいかなかったような。あれってプレイヤーが死ぬと
セーブデータが自動的に消滅するというすごい仕様だったのです。本書の前半４分の１ぐらいは
パソコン時代の作品なので、ファミコンからゲーム始めた方にはなじみが薄いかも。今見ると実に
レトロなグラフィック。表示も遅い遅い（笑）。
　91年という半端な所で切られてるのでドラクエもウィザードリィもＦＦも４まで。ですがその他
ウルティマ、イース、ザナドゥ、女神転生、Ｓａ・ｇａ、MOTHER、ファンタシースター、桃伝など
メジャーシリーズだけでなくヘラクレスの栄光、ミネルバトンサーガ、スウィートホーム、メタルマッ
クス、ダンジョンマスター、天外魔境といった中堅の名作に加え、チャイルズクエスト、サンサー
ラ・ナーガ、カダッシュ、邪聖剣ネクロマンサー、シャドウブレイン、天使の詩といった作品まで
入っているのでこの期間のＲＰＧ（アクション系含む）はほぼ網羅されていると思われます。
どさくさでドラゴンナイトも入っています。おっぱいです。
頭脳戦艦ガルやキングスナイトはオマエＲＰＧじゃないだろうという気もしますが。ドルアーガの塔
もその点は微妙な。なお、トリはよりによって「惑星ウッドストック・ファンキーホラーバンド」です。
ご存知ない方は知らないままでいた方がいいと思います。
最後の数ページはちょっとだけD&DなどＴＲＰＧにも触れています。
　画面写真がちょっと小さくて見づらいのと一部が白黒なのが残念ですが、かつて電脳の世界
を救わんと何千、何万時間も旅した勇者の皆様に超お薦め。
またこういうゲームにウツツを抜かす時間が欲しいい！