成毛眞の本当は教えたくない意外な成長企業100 の感想

将来有望という企業が100社掲載されいる
という触れ込みだが、100という数字にこだわりすりたのか
理由が”？”な部分もある。

本書は基本的には、企業名があり、その企業の紹介、有望な理由
という流れの文章を100回繰り返した本である。
短期売買トレーダー向けの本ではない。
最近株を始めた人、または超長期投資家向けの本である

（以下、書こうか迷ったが・・・）
「理由なんかどうでも良いから100社を知りたい」
という人には、楽天ブックスのチラ読みで
目次が閲覧できるので、そこで企業名を知ることもできる。

ウェブ上の記事で
「そもそも知的な人間は漫画なんて読まないよ。海外企業のマネジメントなんて、漫画本の表紙すら見たことないだろうねぇ。」
との発言を取り上げられ炎上したことが記憶に新しい成毛眞氏の作品です。

ミドリムシで注目のバイオベンチャー「ユーグレナ」を発掘した著者の目線で、要因ごとに分類した
これから注目の「意外な成長企業」100社を紹介しています。

具体的な要因は以下の通りです。
・東京五輪開催に向けて伸びる企業
・新たな製造拠点に積極投資する企業
・何世代も続いてきた超長寿企業
・グローバルニッチトップ企業
・地方の“ミニ東京”を形成する企業
・成毛眞が注目する前途洋々企業

既に本書に記載されている情報が織込み済みで株価が上がってしまっている企業や、未上場の企業も紹介されています。
(アベノミクスやオリンピック特需で平均株価が今後飛躍的に上がるのであれば織込み済みとは言えないでしょうが・・・)

やはり私が注目したいのは、未上場の企業ですね。
いつ上場されるかは分かりませんが、常にその企業の動静に注視しておくことで、
上場時にＩＰＯ株を公募価格で自信を持って買うことができます。
(当然ですが、公募価格の判断材料も多くなりますので、高ければＩＰＯは見送ることも)