10才までに知りたい! なぜ?どうして? 科学のふしぎ (きっずジャポニカセレクション) の感想

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「最先端の科学･･･」とうたっていますが、２００９年２月の初版２刷のものが届き、古すぎるというのが第一印象。
古いのを送ってきたのか？と思いがっかりしましたが、どうやらこれでも最新の刷りのよう。

「最新情報はWebで更新」とあったので、まぁ良いかと思い小学館のサイトにアクセスすると、
更新は（2009.11.24）の５件と
（2009.02.10）の３件（これは２刷で更新済み）、計８件のみの掲載でした。

ぱらっと誌面を見ただけでも「青いバラができた」「ブラウン管テレビと液晶テレビの比較」「地デジが始まる」
「冥王星が惑星でなくなった」「リニア２０２５年部分開通、ABCルートから」（リニアは更新されてなおこの内容）
「東京に新しいタワーができる」等、浦島気分になれる内容が盛りだくさんです。
（進歩の過程をきちんと見る書籍なら、こうしたことが載っていても良いのでしょうが、あくまでも
「最先端の科学を知ろう」というお題目の書籍で５年前のまま放置では購入に値しません。）

ちなみにサイトでも、５年前の更新情報が「NEW!」アイコンと共に掲載されており、こちらも完全に放置状態のようです。
掲載内容だけでなく、項目まで全面的に見直した改訂版が出るまで購入は見送るのが賢明と考えます。

物語本はあまり読みたがらない９才の息子ですが、この本への食いつきは凄い！
リニアモーターカーやロボットなどの先端技術、携帯電話・ＤＶＤ・カーナビなどの身近な技術、クローン羊・臓器移植・酸性雨などニュースで見聞きする話題など、子どもの「知りたい」という気持ちを喚起させるトピックが取り上げられ、説明されています。
字は少々細かいですが、全部の漢字にふりがながふられており、読むことに支障はありません。
重たい本ではないので持ち歩いてどこででも読めるのも便利です。
最新データがＨＰにアップされるというのも良心的だと思います。
もちろん大人が読んでも面白いです。できれば書店でお子さんと手に取ってみてください。超おすすめです！