教養としての言語学 (岩波新書) の感想
参照データ
タイトル | 教養としての言語学 (岩波新書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 鈴木 孝夫 |
販売元 | 岩波書店 |
JANコード | 9784004304609 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 言語学 » 言語学 |
購入者の感想
本書の執筆動機を、著者の鈴木氏はこういう。
大学の教養課程は専門家を養成するためのコースではない。
だからいきおい入門的な概論、総論になってしまいがちである。
しかし通り一遍に全体を撫でるようなやりかたでは、
なかなか、血となり肉となる知識、使える教養は身につかない。
そこで本書では、言語学の学問としての体系を概観するのではなく、
他の学問や専門との関連が深そうなトピックに絞って考察を加えている。
ここが本書のいちばんのポイントである。
つまみ食い的なアプローチは「雑学」に陥りやすいが、
テーマを5つに絞り込んで突っ込んだ議論を行っているので、
言語学としての専門的知見にも触れることができて大変に興味深い。
これまで言語学に触れたことのない方や、
教養程度の知識でよいので言語学の面白くて使えるところだけ知りたいという方に
特にお勧めしたい。
大学の教養課程は専門家を養成するためのコースではない。
だからいきおい入門的な概論、総論になってしまいがちである。
しかし通り一遍に全体を撫でるようなやりかたでは、
なかなか、血となり肉となる知識、使える教養は身につかない。
そこで本書では、言語学の学問としての体系を概観するのではなく、
他の学問や専門との関連が深そうなトピックに絞って考察を加えている。
ここが本書のいちばんのポイントである。
つまみ食い的なアプローチは「雑学」に陥りやすいが、
テーマを5つに絞り込んで突っ込んだ議論を行っているので、
言語学としての専門的知見にも触れることができて大変に興味深い。
これまで言語学に触れたことのない方や、
教養程度の知識でよいので言語学の面白くて使えるところだけ知りたいという方に
特にお勧めしたい。