抗がん剤が効く人、効かない人 (PHP新書) の感想
参照データ
タイトル | 抗がん剤が効く人、効かない人 (PHP新書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 長尾 和宏 |
販売元 | PHP研究所 |
JANコード | 9784569818344 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 医学・薬学・看護学・歯科学 » がん・腫瘍 |
購入者の感想
タイトルを真に受けてしまった。遺伝子検査で科学的に抗がん剤が効く人と効かない人との区別がつくと言っているが、実際そんな検査は受けていないし、一般的に知られているとしたら、抗がん剤治療を受けるかどうかでこんなに迷わず済んだはず。余計な期待をしてしまい、後で幻滅した。
医療不信やがん治療不信を招くような本が、飛ぶように売れる中、専門知識を持たない一般の方に警鐘を鳴らす1冊。ガン治療を安易にあきらめることの怖さに焦点があり、誰にも分る言葉で書かれています。ガン治療否定に少しでも疑問を持たれる方は、読んでみられることをお勧めします。ガン専門医ではない先生ですが、早期発見・早期治療で多くの方を救って来られた町医者として、究極の選択に迫られた際に、一部の方にあてはまる専門医のガン治療否定本のみを信じてしまわれる方があまりに多く、否定肯定両方の視点で再考されることを切に願っておられます。医療不信を招いている現代医療にも反省を促す著者は、少々毒舌で、敵を持たれることも多いようですが、同じ医療者として共感する部分が多くあります。