戦国BASARA (バサラ) マガジン Vol.6 2014夏 2014年 10月号 [雑誌] の感想

毛利元就特集号として嘘偽りない出来です。

特集はちゃんと毛利元就主体に組まれており、某Ｄの露骨な某キャラ贔屓も出ていませんし、
ＦＡＮが今までのシリーズから受け取った印象やイメージと乖離するコメントもありません。
ＢＡＳＡＲＡ4のおかしくなったキャラ観ではなく、かつてのＢＡＳＡＲＡが構築してきた毛利元就が語られています。
新コーナーの英雄裏話はそのキャラのＦＡＮが知りたかった内容で、どうして第一回からしてくれなかったのかというコーナーです。

また、前回では特集キャラがちっとも出ていなかったまめバサラもわんにゃんにも毛利元就が出ています。
トリビュートイラストもなぜこの組み合わせ？、なぜ特集キャラよりこのキャラがメイン扱い？といったこともありませんでした。
中原さんと小谷さんの対談も毛利元就の人物像も語られており、面白いものでした。
なので、毛利元就特集は非常に良かったです。

ですから、巻頭からのＪＥ特集があることが非常に残念です。
この表紙に書かれた「戦国BASARA Judge End」の文字によって購入をためらわれた方、購入をやめた方は多いと思います。
せっかくの中井さんと保志さんの対談も、よりによって「ＪＥ」がテーマであるために、
パワハラやモラハラを受けている被害者に、加害者のことを褒めろと強要させているような不愉快さが残ります。
また、各話のコメントが声優陣、アニメ・ゲームの公式スタッフのコメントがあるのですが、
アニメスタッフ達の客観性・読解力の無さにおののきます。
アニメがあんな新規ＦＡＮ層を得るどころか、既存ＦＡＮ層を公式に見切りを付けさせ、
どんどん離れさせる出来になるのも必然と、より絶望を深くさせるばかりでした。
最悪なのが、元親特集で怒りを読んだ某Ｄの某キャラへの過剰な依怙贔屓によって、
本来ありえない言動をさせられてしまったのが、某Ｄによる提案だったことでしょう。

「うちの可愛い王子ちゃんを理解させてあげる♪　いい役どころで嬉しいでしょ〜」
「うちの可愛い王子ちゃんを支えさせてあげる♪

直前まで伏せられていた新デザインの表紙から中身まで、ぎっちり毛利元就特集で大変満足でした。
表紙デザインが使い回しなのでは、と購入を躊躇われている方は、是非新しい立ち絵をその目で確認して欲しいです！
(何故かamazonさんでは一度表紙デザインが変更されたにもかかわらず旧版のままなのが気になりますが)

Vol.1の伊達政宗特集号から全て購入しておりますが、このVol.6にして、おそらく多くのファンが楽しめたであろう新企画を持って来られたのは嬉しい反面、前回までの武将分が見れないのは大変残念です。
今まで試行錯誤の末なのか推し武将贔屓なのか首を傾げる点が多々ありましたが、BASARAを初期から支えるメイン武将のファンを楽しませようという気持ちが今回とても感じられたので、特に特集武将である毛利元就ファンとしては買って損なしの一冊になっていると思います。

追記: そうは言っても、前回の長曾我部元親特集号の内容は変わらない…と思われている方。次号のバサランキング(読者アンケート)は長曾我部と毛利特集です。過去シリーズやこれからについて、長曾我部への思いを公式に伝えるチャンスですので、活用されると良いかと思います。

あと、星には反映しませんでしたが、かなり前に予約をしていたにもかかわらず、発送手段が郵送ということで発売日3日後に届くのはAmazonさんへの不満点です。