小説 仮面ライダーディケイド 門矢士の世界~レンズの中の箱庭~ (講談社キャラクター文庫) の感想
参照データ
タイトル | 小説 仮面ライダーディケイド 門矢士の世界~レンズの中の箱庭~ (講談社キャラクター文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 鐘弘 亜樹 |
販売元 | 講談社 |
JANコード | 9784063148602 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 文学・評論 » SF・ホラー・ファンタジー |
購入者の感想
本作は仮面ライダーディケイドの再構成、とも言うべき作品です
士が異世界に渡り、その世界で起こる事件をその世界の仮面ライダーと共に解決するスタンスは同じですが
・巡る世界にいるのは五代雄介、野上良太郎、天道総司といったオリジナル
・小野寺ユウスケと光栄次郎はいない
・大ショッカーもいない
・士らメインキャラクターの設定がTV版とは根本的に異なる
・世界への移動方法が写真館に設置された三脚カメラのファインダーを覗くという手段
といった違いがあります
特に五代らオリジナルライダー勢と士一行の絡みというのは二次創作では多く見かけるものの、公式では初ではないでしょうか?(TV版1話と最終回のは別人レベルなんで除外)
あまり多くは語れませんが、本作で仮面ライダーディケイドの戦いはキッチリ決着がつきます
しかし、そのエンディングのせいで結構モヤモヤすることもあり、星4つとさせていただきました
あと仕方がないですが、展開が唐突過ぎるのが多いのもマイナスかな………
士が異世界に渡り、その世界で起こる事件をその世界の仮面ライダーと共に解決するスタンスは同じですが
・巡る世界にいるのは五代雄介、野上良太郎、天道総司といったオリジナル
・小野寺ユウスケと光栄次郎はいない
・大ショッカーもいない
・士らメインキャラクターの設定がTV版とは根本的に異なる
・世界への移動方法が写真館に設置された三脚カメラのファインダーを覗くという手段
といった違いがあります
特に五代らオリジナルライダー勢と士一行の絡みというのは二次創作では多く見かけるものの、公式では初ではないでしょうか?(TV版1話と最終回のは別人レベルなんで除外)
あまり多くは語れませんが、本作で仮面ライダーディケイドの戦いはキッチリ決着がつきます
しかし、そのエンディングのせいで結構モヤモヤすることもあり、星4つとさせていただきました
あと仕方がないですが、展開が唐突過ぎるのが多いのもマイナスかな………
単純に面白かったです。
帯には「一番強い仮面ライダーはおれだ!勝負しろ!」と書いてありますが、
今回は本編や映画であったような、ライダーバトルの要素はほとんどありません。
本編の残された謎やライダーや大ショッカーの派手な戦い、ライダー大戦の詳細を求めて買うと、
肩すかしを食らうかもしれません。
また既に6つの世界を回った状態で物語が始まるので、
作品の中では、電王、クウガ、カブトの世界のみが登場。
五代雄介、天道総司など、テレビとは違いオリジナルの仮面ライダーたちと仲間になっていきます。
9つの世界の中から、何故この3つが選ばれたのか考えたのですが、
俳優さんが売れて、小説の中でしか登場できないメンバーを集めたんじゃないでしょうか。
ここからは少しネタバレ。
ディケイドの中から大ショッカーの首領や、物語の再生といった要素を全て省いた再構成をしており、
ディケイドの旅は「世界を救うための旅」ではなく、
自分自身の世界で居場所がないことに苦しむ門矢士の「現実逃避のための旅」「自分探しの旅」という側面が強く現れてきます。
現実世界では孤独な一方、他のライダーの世界では尊大になる士の内面がクローズアップされ、
世界を移動するたびに、士は自分と向き合うことに。
こうした内容のため、ディケイドや大勢のライダーが活躍するいわゆる「お祭り感」はなくなり、
かなり地味な作品になっています。
小説なら予算の制約で出来ないどんな描写もできるので、これは少し残念。
物語としてかなり小さくまとまっている印象を受けます。
そのかわり登場人物の心の動きに対しては、かなり惹かれました。
この作品でのディケイドは、言うなればゲームの中で勇者をやっているようなものなのですが、
それをわかって士を支える夏みかんが、健気でかわいい。
またカブトのワームという設定を使って、士や海東の心を表したのもうまい。
個人的にはあの鳴滝さんの正体が、(小説版の中だけの設定ですが)見れたのもよかったです。
帯には「一番強い仮面ライダーはおれだ!勝負しろ!」と書いてありますが、
今回は本編や映画であったような、ライダーバトルの要素はほとんどありません。
本編の残された謎やライダーや大ショッカーの派手な戦い、ライダー大戦の詳細を求めて買うと、
肩すかしを食らうかもしれません。
また既に6つの世界を回った状態で物語が始まるので、
作品の中では、電王、クウガ、カブトの世界のみが登場。
五代雄介、天道総司など、テレビとは違いオリジナルの仮面ライダーたちと仲間になっていきます。
9つの世界の中から、何故この3つが選ばれたのか考えたのですが、
俳優さんが売れて、小説の中でしか登場できないメンバーを集めたんじゃないでしょうか。
ここからは少しネタバレ。
ディケイドの中から大ショッカーの首領や、物語の再生といった要素を全て省いた再構成をしており、
ディケイドの旅は「世界を救うための旅」ではなく、
自分自身の世界で居場所がないことに苦しむ門矢士の「現実逃避のための旅」「自分探しの旅」という側面が強く現れてきます。
現実世界では孤独な一方、他のライダーの世界では尊大になる士の内面がクローズアップされ、
世界を移動するたびに、士は自分と向き合うことに。
こうした内容のため、ディケイドや大勢のライダーが活躍するいわゆる「お祭り感」はなくなり、
かなり地味な作品になっています。
小説なら予算の制約で出来ないどんな描写もできるので、これは少し残念。
物語としてかなり小さくまとまっている印象を受けます。
そのかわり登場人物の心の動きに対しては、かなり惹かれました。
この作品でのディケイドは、言うなればゲームの中で勇者をやっているようなものなのですが、
それをわかって士を支える夏みかんが、健気でかわいい。
またカブトのワームという設定を使って、士や海東の心を表したのもうまい。
個人的にはあの鳴滝さんの正体が、(小説版の中だけの設定ですが)見れたのもよかったです。