金持ち父さん貧乏父さん の感想

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タイトル金持ち父さん貧乏父さん
発売日販売日未定
製作者ロバート キヨサキ
販売元筑摩書房
JANコード9784480863300
カテゴリ »  » ジャンル別 » ビジネス・経済

金持ち父さん貧乏父さん とは

パーソナルファイナンス専門の作家で大学講師でもあるロバート・キヨサキが、全く違うタイプである2人の人物の影響を受けて構築した、ユニークな経済論を展開している。1人は高学歴なのに収入が不安定な彼自身の父親、そしてもう1人は親友の父親で、13才のとき学校を中退した億万長者である。彼の「貧乏人のパパ」は一生のあいだ金銭問題に悩まされ、ついには家庭生活崩壊の憂き目をみる(立派な人物ではあるが、週払いの小切手では家計が潤うことは1度もなかった)。一方、「お金持ちのパパ」はそれとは全く対照的な人生を謳歌することとなる(「金のために働く下層・中産階級」が「自分のために使う金には困らないお金持ち」になったのだ)。この教訓を肝に銘じていた筆者は、47才で仕事をリタイアすることができた。コンサルタント兼公認会計士のシャロン L. レクターとの共著である本書では、彼とお金との関わりあいを支えてきた哲学が披露されている。
筆者の言い分が延々と続くのにはうんざりさせられるが、それでもなお、学校教育では絶対教えてくれない「経済面でのリテラシー」の必要性を主張する本書は説得力がある。変わりばえのしない仕事を極めることよりも、収入を元手に資産を賢く殖やすことの方が、最終的には必ず人生に富をもたらすという主義に基づき、仕事に見切りをつけるための資産を得るにはどうしたらよいかを教えてくれる。

購入者の感想

それは当たり前の事だと思う。
人が全て同じやり方で成功すれば、苦労などしないし、全ての人が同じ考え方、価値観だったら気持ち悪い。
私も読み終え、決してこの人と同じような行動をすることは出来ないであろうと思った。
ただ、少なくとも経験豊富な著者の言葉に少し耳を傾けてみるのもいいのではなかろうか。
ネット上の本書に関する否定意見には、全否定し過ぎて本書に書いてあることを極端に捉え過ぎているものが多い。
もっとよく読むべきだ。
そして、自分にどこが合ってて、どこが合っていないのか、
経験の中に取り入れながら考えるべきである。
全肯定はただの宗教にしかならない。
だが、全否定も、自分の選択肢を狭めているだけに他ならない。

本書は終身雇用、年功序列という旧来の経営スタイルが廃れ、就労所得が頭打ちとなってしまった感のある現在の日本において、より多くの人が関心を持ち、それ故にこれ程のベストセラーとなり読まれたのであろう

たしかに著者がいうように不労所得によって、いわばお金にも働いてもらうというのは、現状からいえば必要不可欠であるし、またその不労所得を得るためにファイナンシャル・リテラシーを身につけていなければならないというのは異論を挟む余地のないことである

しかし、私には本書を手放しで誉めそやすことはどうしても憚られる

著者は労働者が働くさまを”ラット・レース”と呼んでいる

私はそういう考え方もあるだろうと頭では思ったが、胸糞悪い気分になったこともまた事実である

著者の考え方は現実を捕らえたものであることは認めるが、一面的に過ぎると思う

多くの人が起業家を目指すことは結構であるが、その起業家の下に集う労働者なくして成立しないものであることは当然である(ITビジネスに人はいらないというのは甘い考えである)

それを起業家でもある著者自身が”ラット・レース”とともすれば揶揄するような発言をするのは不愉快に感じる

私は本書が正しく読まれる限りにおいては一読を薦めたい

ただし、金融の早期教育などと銘打って小・中学生に読ませることには断じて反対である

というのは、批判的な読書の仕方が養われていない段階で本書のような類の書籍を読めば、書いてある内容を鵜呑みにしてしまう可能性が高いからである

私はこの国にこれ以上拝金主義者が増えることを望まない

新しく身につけるべき技能がある一方で決して失ってはならない価値観があるのではないだろうか

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