視覚認識化学反応パネル化学I・II (快適受験αブックス) の感想

一通り化学1,2の範囲の無機、有機は網羅してありますが、解説は非常にあっさりとしています。
各反応の流れを説明した感じで、現象そのものの解説は特にありません。

一通り化学を学んだ人がより知識を定着させる本と言えるでしょう。

別冊子の穴あき反応パネルはなかなか秀逸で、体系的な空欄となっているので、コピーしまくってひたすら穴埋めするのが良いと思います。

簡単な話、化学の無機、有機の反応系統は教科書の図を用紙に書き写せるようになれば視界が開けてくるものですが、なかなかあの無機質に並べられた反応系統を白紙用紙に模写するのは出来る人と出来ない人がわかれます。

この本は反応系統の空欄の配置が分かり易いので、覚えるべきことの焦点が定め易いです。

無機有機の暗記は避けて通れないところですが、少なくとも教科書よりかは暗記はしやすいでしょう。
暗記すべきところがわかったら、あとは効率が命です。この本はそういうときのアウトプットの参考書としてなかなか良書ですよ。