花咲くまにまに(通常版) の感想

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参照データ

タイトル花咲くまにまに(通常版)
発売日2013-11-21
販売元5pb.
機種Sony PSP
JANコード4582325378584
カテゴリ機種別 » PSP » ゲームソフト » アドベンチャー

購入者の感想

発売前、露程の期待もしていなかった作品です。
絵がどうしても受け付けないし、設定がスマホゲームっぽい。ですが、あまりの高評価を「おかしい」と思い購入。
それでも、「シナリオがいい」「今年最高峰」などと絶賛されまくったら、嫌でも気になります。
完全にマイナスフィルターを貼り付けて、「粗を探してやる」くらいの気持ちで始めました。

結果、買ってよかった……食わず嫌いしなくて、本当によかった!!!残念なところもたくさんあるゲームですが、それをカバーするくらいの良作。手放しではとても褒められたものではないけど、心にぐっとくるものがありました。全員攻略後にED曲を聴けば、涙腺崩壊は避けられません。

≪最初に≫
この作品のテーマは複数存在します。「粋」、「志」、「愛」。そして、「生きる」と言うことについて。
激動の時代に、一瞬一瞬に魂を込めて命を燃やす儚くも強い男たち。そして、それを陰ながら支えるしなやかでいて幹のような女たち。
その生き方は、美しい。我々現代人が忘れてしまっていた、「日の本に生きる、不動の精神」を体現したような登場人物達。
心奪われずにはいられない。心惹かれずには終われない。平和な国を作るため、息もつかずに奔走した先人達の姿に敬礼。

≪プレイ順≫
白玖→宝良→辰義→和助→倉間、の順を推奨。宝良と辰義はお好みで変えてもいいですね。盛り上がり方が「起承転結」、といった具合に纏まります。
白玖で作品の全体像をつかみ、宝良・辰義兄弟でさらに深く世界観に入り込む。そして和助ルートで怒涛の展開を経て、この物語の要とも言える倉間でしめる。
白玖ルートは割とさらっとしてます。一般的……と言ってはなんですが、このような時代物における王道ですね。エンディング間近だったかな?和助のその後がさらっと語られただけだったので、事が事だけに少し残念です。
宝良ルートでの辰義はとても重要なポジジョンにいますので、「彼の事情を深く掘り下げてすっきり終わりたい」と言う方は兄→弟の方がより辰義に愛着を持てるのではないでしょうか。私のおすすめはこちらですね。

楽しすぎてあっという間にフルコンプしてしまいました!

一章は共通ルート、二章から個別ルートになります。一章は陰暦の月の名称で区切られています。この作品の一章は文月から水無月までの間、ですので約1年ですね。個別まではパラ上げがありますが全く作業感はありません。一章が終わらないとよく見ますが(笑)二週目からはミニゲームの成果も引き継げますしスキップも早いし、なにより内容がいいので問題ないかと。

内容についてですがボリューミーです。私の初回総プレイ時間は10時間弱。二週目からは共通スキップして5時間くらい。

糖度は高い方かな?
個人的にツボをおさえてくる萌えシチュやセリフがあってよかったです。

攻略対象はそれぞれ問題を抱えているのですが、まさに裏に隠れた真実と志。さまざまな群像劇がみれます。濃いです。一人一人ヒロインの愛し方もまるで違います。楽しさもキュンも切なさもあります。

遊郭が舞台なのもすごくいいですね。

音楽も素晴らしいですし背景はため息がでるほど綺麗です。攻略対象キャラも皆魅力的です。

もちろんシステム面もシナリオも全部文句なしに良い、というわけではないですけど…。

それでも満足です。久々の当たり。大当たりです。FDが出るなら買う作品ですね。

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5pb.から発売されたSony PSPで遊べる花咲くまにまに(通常版)(JAN:4582325378584)の感想と評価
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