交渉術 (文春文庫) の感想
参照データ
タイトル | 交渉術 (文春文庫) |
発売日 | 2011-06-10 |
製作者 | 佐藤 優 |
販売元 | 文藝春秋 |
JANコード | 9784167802028 |
カテゴリ | ジャンル別 » 社会・政治 » 政治 » 国際政治情勢 |
購入者の感想
非常に面白かった。
官僚、それを取り巻く政治家の人間像がリアルに表現されている。
両者共に良くも悪くも最も人間らしい職種であることがわかる。
この職種が常に自己をさらけ出さざるを得ない職業であり、
いかにテレビで報道される揶揄され続けた過去の首相たちが
ステレオタイプで悪い側面だけを取り上げられているかがわかる。
特に宗男氏について(優氏の贔屓目はあるにしても)
彼の過去、人間性をどれほど知らなかったかを反省した。
ちなみに、本書に対して『一般的な』交渉術を期待するのはお門違いで
酒を含めた人間性による信頼関係の構築というのが中心となっている。
P30 「暴力で相手を押さえつける交渉術」での外交は当該国の力が圧倒的に強くなければならない。(exナチス、北朝鮮は明らかに失敗する)
論理的整合性や善悪の基準より快不快、楽苦を基準にして動く人には暴力は有効であるが。
官僚、それを取り巻く政治家の人間像がリアルに表現されている。
両者共に良くも悪くも最も人間らしい職種であることがわかる。
この職種が常に自己をさらけ出さざるを得ない職業であり、
いかにテレビで報道される揶揄され続けた過去の首相たちが
ステレオタイプで悪い側面だけを取り上げられているかがわかる。
特に宗男氏について(優氏の贔屓目はあるにしても)
彼の過去、人間性をどれほど知らなかったかを反省した。
ちなみに、本書に対して『一般的な』交渉術を期待するのはお門違いで
酒を含めた人間性による信頼関係の構築というのが中心となっている。
P30 「暴力で相手を押さえつける交渉術」での外交は当該国の力が圧倒的に強くなければならない。(exナチス、北朝鮮は明らかに失敗する)
論理的整合性や善悪の基準より快不快、楽苦を基準にして動く人には暴力は有効であるが。