僕はいかにして指揮者になったのか (新潮文庫) の感想
参照データ
タイトル | 僕はいかにして指揮者になったのか (新潮文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 佐渡 裕 |
販売元 | 新潮社 |
JANコード | 9784101335919 |
カテゴリ | エンターテイメント » 音楽 » クラシック » 演奏家・指揮者・楽器 |
購入者の感想
あんまりエッセイとか自伝とかは好きじゃないんですが、この本は勢いで読み切っちゃいました。飾らず、素直に感じたまま書かれた文章からも、佐渡さんの人柄や情熱がすごく伝わってきて、パワーを分けてもらった気がしました。また、クラシックの分野についても、要所要所で詳しく説明してくれているので、とても勉強にもなりました。
シアワセやチャンスは、待ってるだけではなく、つかむものだと云うこと。好きなものへの情熱を形にすることについて、考えさせられます。そして、佐渡さんがさらに好きになりました☆
シアワセやチャンスは、待ってるだけではなく、つかむものだと云うこと。好きなものへの情熱を形にすることについて、考えさせられます。そして、佐渡さんがさらに好きになりました☆
今ではサドラーという追っかけファンまで出る人気指揮者になった著者が、数々のコンクール参加や人々との出会いを通じ、小澤征爾やバーンスタインらに認められ、フランスのオーケストラの指揮者になるまでの修行時代を綴ったエッセイです。著者の豪快で情熱的な指揮同様、猪突猛進ぶりの行動が巻き起こすドタバタ劇にあふれており、非常に面白いッセイです。しかし、その猪突猛進さの裏にあるのは「音楽が好きだから、どうしても指揮者になりたい」という著者の情熱の強さです。著者は確かに音楽的な才能もあったのでしょうが、その情熱の強さがあったからこそ、小澤征爾やバーンスタインも彼を認めたのではないでしょうか。バーンスタインがいったように「ライフ・キャン・ビー・ビューティフル」。「人生はその人の情熱次第でどうにでもなるんだよ」ということを教えてくれる面白くて元気が出るエッセイです。