電解質輸液塾 の感想

「病態生理から」ではなく、「実際の場面でどう考えるか」に力点を置いた電解質の入門書です。まず何をすればよいのか？と困ったときに心強い手助けとなる感じがしました。一般的な電解質異常（血清Na, K異常のアプローチなど）から尿細管アシドーシスなど難しく感じるところも取り上げられており順を追って実践的に学びたい方にお勧めです！

電解質、輸液についてレクチャーしている本を数冊通読させていただいた研修医です。この本は内容がとてもシンプルにでも要点がきちんと分かりやすく書かれており、特にこの分野に苦手意識のある人にとっては学びやすいものとなっていると思います。加えて、要点が『クイックレファレンス』として巻末に掲載されているところもオススメです。