野球ノートに書いた甲子園 の感想

私は、スポーツやるの大好き、体育の成績だけはずっと５（笑）だけど、野球はやっていなかった。

でも、この本は売れていたし、本屋で立ち読みしたら、何かおもしろそうだったので、参考として、買って読んでみた。

結果、野球やってない自分が
　・部活を頑張っていた自分の高校時代を思い出し、半端ないノスタルジックな気分に。（まあ、感情移入はそこそこする方ですが（苦笑））
　・高校生でここまで考えているのか。。社会人の自分、もっと頑張ろう。
　・しかし、自分の高校生時代に読みたかった。読んでいればノート書いていたのに、、、
と、思える「野球」や「高校生」に閉じないすべての方に読んでほしい良書です。

この本では、７つの高校の野球ノートが紹介されていますが、
「この本は、センスがある」の一言です。
ただ単に野球ノートをテキスト化していたら、上記のようなことは思わなかったかも。

ノートとそれにまつわるドラマが書かれていて、
ノートの部分も直筆をそのまま画像化していたり、
テキスト化するにしても、ノートの引用部分はフォントを変えたり罫線の引いたりと
かなり凝った本の作りで見やすいし、
何より心に残る。

サッカー部版、バレー部版等の応用ができるんじゃないかと思う位素敵な本です。
大切な野球ノートを高校生から預かったことに対する敬意、
この本を出した営利目的ではない「高校野球ドットコム」さんの志の高さ、
色々なことを感じました。

最後に、自分の心の響いた高校球児の言葉を書いておきます。（勝手に引用してすみません）

野球にはルールブックはありますけど、教科書はないと思うんです。選手は一人ひとり、体の特徴や技術、メンタルも違うわけですから、プレースタイルも変わってくる。ということは、全員にとっても正解だといえるような投げ方や打ち方というものは存在しない。でも、自分のこれまでの投げ方やスイングを綴っておけば、それは自分にとっての野球の教科書になると思うんです。