弁護士をめざして56歳からの挑戦―司法試験一発合格 の感想

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タイトル弁護士をめざして56歳からの挑戦―司法試験一発合格
発売日販売日未定
製作者加藤 裕治
販売元法学書院
JANコード9784587230883
カテゴリ社会・政治 » 法律 » 暮らしの法律 » 法律入門

購入者の感想

トヨタ自動車労働組合専従、自動車総連会長、連合副会長という経歴で終わると思いきや、還暦で「人生二度生き」をモットーに、新司法試験「一発合格」という快挙を成し遂げてしまった弁護士加藤祐治先生だ。 普通の方であれば連合副会長で勇退、中部産業・労働政策研究会の理事長のポストを最後に、86歳の父上、81歳の母上、永年苦労をさせてしまった夫人、20代未婚の娘さん3人と、介護に、親孝行に、妻への罪滅ぼしに、のんびり余生を過ごすところだっただろうに。  加えて中央教育審議会委員、内閣府参与・行政刷新担当にも就任している。 「もういいんじゃないの」と言いたい国民を尻目に、この方は違う。

愛知県立旭丘高卒が誇りのようだ。 第一志望の名古屋大に失敗し、1975年3月早稲田大/法卒、トヨタに入社、法務部8年間、9年目から労働組合専従、普通のトヨタマンになると思いきや、自動車総連に派遣され東京で16年、そもそもが普通の会社員と畑が違う。  しかし自動車総連ではなかなか自分の理想が組織の壁で潰されたようだ。 その怨念は韓国の「恨」ほどに限りなく深い。 一人でも社会で戦っていける強力な武器が必要だ、その条件を満たす資格が司法試験だ、弁護士だ、と心に誓ったようだ。 そもそもがその目的やチャレンジ精神が常人の及ぶところではない。

本書では2007年に入学した名城大学法科大学院・4年長期履修コースでの勉強方法が詳しく書かれている。 時間の効率的な使い方を徹底的に追及し、予習・復習をしっかり、授業に全力集中、教授の一言一句を全て吸収、席は当然一番前、眠くなったことがない。 全授業に無遅刻・無欠席。  電車は長い、車の運転では勉強が出来ない、よって3年間週2回はタクシー通学だ。 この方の良かったのは中部産政研理事長職が用意されたことだろう。 時間とお金はあった。 

名城大法科大学院は、直近2013年では受験者数58名、最終合格10名と健闘している。 加藤弁護士が在学中の2009年頃に、約50名の同学年学生の中でトップ4〜5名の位置にあり、奨学金支給の対象者になった由。 本書の終章には司法試験改革と法科大学院について持論を述べておられる。  因みに昨年に廃止が1校、募集停止発表が7校ある。

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