GP Car Story vol.08 ベネトンB192・フォード (SAN-EI MOOK) の感想

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参照データ

タイトルGP Car Story vol.08 ベネトンB192・フォード (SAN-EI MOOK)
発売日2014-06-07
販売元三栄書房
JANコード9784779622083
カテゴリ » ジャンル別 » 趣味・実用 » 車・バイク

購入者の感想

「初めてB192をドライブした時は本当に驚いたよ。ダウンフォースは大きく、まるでレールの上を走っているような感じだった」

− マーティン・ブランドル −

持ち上がった太いノーズ、背の高いサイドポンツーンなど、一見鈍重に見えるうえに非力なフォードV8エンジン、ハイテク装備なしで、なぜこれほど2人のドライバーが速いのか当時は理解できなかった。

チーム運営での幾多のトラブルを超えながら、デザイナーのロリー・バーンを呼び戻す形で急ピッチで開発されたにも関わらず、マシンは整備性がよく、エアロ開発を中心に進め、シンプルなエンジニアリングを選んだのが功を奏した、など開発関係者の証言がその速さの理由を教えてくれる。
熟成に時間がないため、セミオートマやアクティブサスを作るなど論外だったなど、当時の混乱ぶりも興味深い。
前号のFW16がハイテク装備をもぎ取られて迷走するのに対し、B192はハイテクを装備できなかったことで結果的にシンプルな車となり、利点となったのがよくわかる。
ただ、バーンのコンセプトと191の反省点をブラウンが消化吸収してこの得意なデザインに至った経緯をもう少し詳しく記事にするべきだった、とは思う。
ブラウン、シモンズ、ブランドルにハーバートのインタビューなど、今号も千円の本にしては内容が濃い。

全戦写真など、過去の本シリーズより写真が明るくなり、ベネトンのポップな色合いが鮮明に見えるのも良い。
惜しむらくは、前号のW16に続いて“エースドライバー”の証言が得られなかったこと。
シューマッハ氏の回復を願う。

次号は衝撃のローラLC90!

<2014年6月16日追記>
シューマッハ氏の意識が回復し、6月15日退院!
本当に良かった。

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