タネはどうなる?!~種子法廃止と種苗法運用で の感想
参照データ
タイトル | タネはどうなる?!~種子法廃止と種苗法運用で |
発売日 | 2018-06-25 |
製作者 | 山田 正彦 |
販売元 | サイゾー |
JANコード | 9784866251042 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » ビジネス・経済 » 経済学・経済事情 |
購入者の感想
2009年の鳩山由紀夫政権で農水相を務めた著者は地元、長崎県の五島列島で酪農を営んだ実際家であり、弁護士でもある。法律の裏表を知っている山田氏が最大の危機要因に挙げるのが、副題にある種子法廃止と種苗法の運用である。
種子法はコメや麦、大豆の種子は国の管理の下で各都道府県に優良な品種を選び増殖させ、安定して農家に供給することと、それら原種・原原種の維持を義務付けてきた。
種苗法は知的財産権を保障する観点から、第21条で育成者権の効力を定めている。しかし、安倍政権発足後、同条3項の例外規定を盾に取り、省令つまり運用で例外が乱発され、82種類から289種類に激増。原則禁止にする動きがある。
このままでは農民はグローバル種子企業の奴隷になり、国民はモルモットにされるだろう。そこで、山田氏は「食糧安全保障法案の制定」を掲げ、「種子法廃止違憲訴訟」を準備する。山田氏の音頭で、議員立法による種子法復活法案も提出された。
同書は、左右問わず全ての日本人に読んでほしい。目の前にある大きな困難を乗り越えるための知識と希望を与えてくれる。
種子法はコメや麦、大豆の種子は国の管理の下で各都道府県に優良な品種を選び増殖させ、安定して農家に供給することと、それら原種・原原種の維持を義務付けてきた。
種苗法は知的財産権を保障する観点から、第21条で育成者権の効力を定めている。しかし、安倍政権発足後、同条3項の例外規定を盾に取り、省令つまり運用で例外が乱発され、82種類から289種類に激増。原則禁止にする動きがある。
このままでは農民はグローバル種子企業の奴隷になり、国民はモルモットにされるだろう。そこで、山田氏は「食糧安全保障法案の制定」を掲げ、「種子法廃止違憲訴訟」を準備する。山田氏の音頭で、議員立法による種子法復活法案も提出された。
同書は、左右問わず全ての日本人に読んでほしい。目の前にある大きな困難を乗り越えるための知識と希望を与えてくれる。